中学校を卒業し、高校に進学し、約2ヶ月が経過した。
この2ヶ月で気づいたことはないだろうか?
そう。それは、「勉強量が圧倒的に増えた」ということに気づいているはずだ。
中学校までは、努力すれば結果は出やすかったかもしれない。
しかし、高校に進学した途端、その学びの量や深さが一気に変わってきているだろう。
そのような中、多くの高校生が陥りがちなのが、中学の勉強方法を引きずってしまうことなんだ。
実は、中学で通用した方法が高校では通用しないということが、どんどん起きてくる。
早いうちにこのことを理解し、対応していかなければならないんだ。
まず、最も大きな違いは「要求される学習量」だ。
高校では、1科目ごとに取り扱う内容が広がり、深くなる。
そしてその量は、中学校の倍以上に感じることがあるだろう。
よく言われるのは、「大学受験の学習量は高校受験の30倍」ということだ。
例えば、数学や英語、理科においても、単元ごとの知識が複雑になり、ただの計算や暗記では済まなくなる。自分で問題を解決する力や、考える力が試される場面が多くなる。
つまり、「覚えること」だけではなく、「理解して、応用する力」が求められるのだ。
では、どのようにしてこの変化に対応していくべきなのだろうか?
まず第一に「計画的に学習する」ことが大切なんだ。
中学時代は、試験前の詰め込み型の学習でも、ある程度結果が出たかもしれない。
しかし、高校生はそれだけでは乗り越えられない。
毎日少しずつ、確実に学習を積み重ねていくことが基本なんだ。
試験前に一夜漬けをしても、十分に対応するのは難しい。
毎日、授業で学んだことを復習し、その上で新しい内容を取り入れていく。
これが、高校で求められる勉強法だ。
次に「時間の使い方」を意識すること。
学校が終わった後、部活などがある中で、どれだけ効率よく勉強に時間を割けるかが、成績を左右する。
中学の頃と違い、行動範囲も交友関係の範囲も一気に拡がるから、時間がいくらあっても足りないと感じてきているんじゃないだろうか?
「自分の時間をどこに使うか?」という優先順位を考えなければ、時間はあっという間に過ぎてしまう。
短い時間でも、集中して勉強に取り組むことが重要だ。
時間を有効活用するためには、「計画」が欠かせない。
毎日の学習時間を定め、やるべきことをリスト化して、達成感を得ることが、モチベーションを維持するコツでもある。
単純に「量」をこなすだけでは、知識は身につかない。高校では「質」も大切だ。
同じ問題を何度も解いてみる中で、自分の理解がどこまで深まっているのかを確認しよう。
特に数学や理科のように、解法のパターンを覚えることが重要な科目では、問題を解きながらそのプロセスを自分で納得いくまで理解することが大切だ。
また、英語や国語などの科目では、単語や文法を覚えるだけでなく、その使い方や表現方法を習得することが求められる。
勉強をしていると、「できるようになった」と感じる瞬間があると思うが、その瞬間を大切にして、さらに一歩踏み込んだ理解を目指したいものだ。
「周りと差をつける」ためには、積極的に情報を収集し、活用することも必要だ。
学校の授業を受けるだけではなく、参考書やインターネットを使って、より多くの問題に触れることが効果的になってくる。
最後に、何よりも重要なのは「気持ちの持ち方」だ。
どれだけ勉強しても、心が疲れきってしまっては、学習の効果は薄れてしまう。
だからこそ、勉強と休息のバランスが大切。
焦らず、無理せず、しっかりとリフレッシュしながら勉強を続けることが、長期的に見て最も効果的な学習方法だ。
だからこそ、計画が大事なんだ。
高校生の勉強は、ただの「知識の詰め込み」ではなく、思考力を高めるプロセス。
君がどれだけ深く理解し、問題を解決できるのかが、最終的な成果に繋がってくる。
中学時代とは違う学習スタイルに変えて、
高校生としての勉強をしっかりとこなして欲しいと思う。
まずは、高校入学後初の定期考査を頑張ろう。