推薦入試

大学推薦入試の本質とは?

大学入試は、推薦入試の方が主流になりつつあります。

そして、推薦入試では、「志望理由書の提出」が課せられます。

これは、「なぜ、その大学に行きたいのか?」をテーマに志望理由を記述するということです。字数は、大学によりますが、400字から2000字程度が最も多いです。

昨日、高2の生徒と面談をしたときに、私は「大学の推薦入試と就職活動は同じだよ」と伝えました。

大学の推薦入試における志望理由書で大学側は、

「大学に入学したあとも、意欲的&積極的に勉強してくれるかどうか?」を見ているわけです。これ、就職活動での企業側の視点と同じだと思いませんか?私も講師の採用をするときは、「入ったあとにきちんと働いてくれるかどうか?」を見ますからね。

そう考えると、志望理由書なんて簡単に書けるわけがないのです。

多くの生徒が最初は「何を書いたらよいのかわからない」という状態になりますが、こんなの当たり前だと思います。

ただ、大事な視点がひとつあると思うのです。

それは、

どうして大学側は推薦入試を行っているのか?

という視点です。

皆さんは、大学の一般入試と推薦入試の決定的な違いをご存知でしょうか?

このような質問をすると、多くの方が、試験の内容の方に注目しがちなんですよね。でも、大学側にしたら、やはり推薦入試を行う理由があるはずなんです。それを理解すると、決定的に分かりやすくなります。

では、答えをお伝えします。

推薦入試→大学側が欲しい生徒を選べる入試。

一般入試→大学側が欲しい生徒を選べない入試。

これ、たぶん最大のポイントです。

推薦入試は、大学側(大学教授)が持っている「こういう生徒に来てほしいな」という願望を実現できる入試なんです。

だから、どんどん増えているんです。

一般入試は、ペーパーテストの点数で選ぶことはできますが、「どんな生徒が入ってくるのか」は分かりません。

こういう違いを理解すると推薦入試の本質が見えてきます。

私は、人材紹介会社に勤務していた経験がありますが、その時の社長の言葉に、以下のようなものがありました。

「求職活動はプロポーズと同じ」

これ、名言だと思います。

この言葉を借りるなら、

大学の推薦入試=求職活動=プロポーズ

これが成立すると思うんです。

プロポーズをするときって、相手を知り、相手の良いところが大好きになって、この人と結婚したいと思ってするんだと思うんです。

このプロポーズをする側が受験生ですよね。

そして、プロポーズを受ける側が大学です。皆さんが、もしプロポーズを受けるのなら、自分をよく理解してくれるような相手を選ぶのではないでしょうか?それに、プロポーズを受ける前に、相手の事もよく理解しておきたいですよね。

この観点を持つことが、推薦入試合格への第一歩なのだと思います。

プロポーズを成功させるためにどう動けばよいのか?

ぜひとも考えてみましょう!

最新の投稿