これは、小学校の授業での話です。
授業参観に行って、こう思われることはないでしょうか?
「あー、うちの子は何で手を挙げないんだ・・・。」
「こんな簡単な問題、わかるでしょー。手を挙げてよー!」
はい。あると思います(笑)。
ちなみに私は、その「手を挙げない生徒」でした。
手を挙げない生徒には、3つのタイプがいるのではないか?と思います。
①純粋に分からないから、手を挙げられない。
②分かるけど恥ずかしくて、手を挙げられない。
③授業を理解する方に、興味が向いている。
あくまで、私の独断です。
授業中にどんどん手を挙げて発言する子たちは、一見、優秀そうに見えます。
しかし、私はこれまでの経験から、
「本当に勉強が出来る子は、授業中にあまり発言をしない。」
と感じています。
だいたい、③のタイプです。
授業参観に行くと、
「あ、この子は勉強が出来る子だな。」
というのがすぐに分かります。
クラスに2人ぐらいでしょうか。
そういう子たちは、ほとんど手を挙げていないです。
なぜでしょうか?
それは、授業中に自分の頭で考えているからです。
発言せず、じっとその授業の流れを感じています。
先生をじっと見て、軽く頷いたりしています。
こういう子は、成績が良いです。
授業のまとめを書かせれば、的確な内容を書くことができます。
「授業を聞くだけで分かる」というのは、こういう子のことです。
一方で、発言ばかりしている子は、
意外と授業の内容をまとめられなかったりします。
発言することが目的になっていたりするからです。
もちろん、積極性という面では、素晴らしいと思います。
授業中に、きちんと考えている子と考えていない子では、
気づかないうちに、大きな差がついています。
この傾向は、中学以降、もっと顕著になっていきます。
例えば、先生が黒板に書く内容をすべてノートに写す生徒がいます。
これは、はっきり言って無駄ですよね?
本来は、要点だけをノートに書けば良いのです。
すべて写す生徒は、写すことが目的になっているケースが多いです。
一生懸命に見えますが、あまり深くは考えていません。
この件に関しては、以下の記事をご覧ください。
要点を書くには、きちんと自分の頭を使う必要があります。
ですので、授業中に発言できなくても、気にしないでください。
それよりは、「授業で何をやっているのか?」を
きちんと理解できているかどうかを確認してみてください。