岩手県の内申点の計算方法と上げ方を塾長が解説【2026年版】
こんにちは。塾長です。
「内申点って、どうやって計算されてるんですか?」
保護者の方からよく聞かれる質問ですが、正確に答えられる方はほとんどいません。
それもそのはずで、岩手県の内申点の計算方法は、全国的に見てもかなり複雑です。
しかも、この仕組みを知っているかどうかで、受験戦略がまったく変わります。
今日は、計算方法だけでなく「どうすれば上がるのか」まで、正直に書きます。
結論:岩手県の内申点はこうなっている
660点満点(500点満点に換算して選考に使用)
中3の成績が最も重い(中1:中2:中3=1:2:3)
実技4教科は主要5教科の1.5倍の重み
つまり、「中3から頑張ればいい」は半分正解ですが、「実技教科は関係ない」は完全に間違いです。
内申点の計算方法【660点満点】
岩手県では、中1〜中3の3年間の9教科の評定(通知表の5段階評価)に、学年ごと・教科ごとの倍率をかけて計算します。
主要5教科(国語・数学・英語・理科・社会)
| 学年 | 計算方法 | 満点 |
|---|---|---|
| 中1 | 5教科×5段階×2倍 | 50点 |
| 中2 | 5教科×5段階×4倍 | 100点 |
| 中3 | 5教科×5段階×6倍 | 150点 |
| 小計 | 300点 |
実技4教科(音楽・美術・保健体育・技術家庭)
| 学年 | 計算方法 | 満点 |
|---|---|---|
| 中1 | 4教科×5段階×3倍 | 60点 |
| 中2 | 4教科×5段階×6倍 | 120点 |
| 中3 | 4教科×5段階×9倍 | 180点 |
| 小計 | 360点 |
合計
| 点数 | |
|---|---|
| 主要5教科 | 300点 |
| 実技4教科 | 360点 |
| 合計 | 660点満点 |
この660点を500点満点に換算して、当日テストの点数と合わせて選考されます。
この計算方法が意味すること
① 実技4教科の方が主要5教科より重い
ここが最大のポイントです。
主要5教科の合計:300点 実技4教科の合計:360点
実技4教科の方が60点も多い。 教科数は4つしかないのに、配点は5教科を上回っています。
つまり、実技教科の「4」を「5」に上げる方が、主要教科で同じことをするより内申点への影響が大きいということです。
② 中3の成績が半分を占める
| 学年 | 合計 | 全体に占める割合 |
|---|---|---|
| 中1 | 110点 | 約17% |
| 中2 | 220点 | 約33% |
| 中3 | 330点 | 約50% |
中3の成績だけで全体の半分。逆に言えば、中1・中2の成績が悪くても、中3で巻き返す余地はかなり大きいです。
ただし、中1・中2の成績も残りの50%を構成しているので、「中3からで間に合う」と言い切るのは危険です。
③ 中3の実技は1教科あたり最大45点分の影響
中3の実技4教科の倍率は9倍。
つまり、中3の実技1教科の評定が「3→4」に上がるだけで、内申点が9点上がります。 「4→5」なら、さらに9点。
一方、中3の主要教科は倍率6倍なので、1教科の評定が1つ上がっても6点。
中3の実技の1点は、中3の主要教科の1点より1.5倍重い。 これを知っているかどうかで、対策の優先順位が変わります。
具体例で見てみよう
例1:オール4の場合
| 学年 | 主要5教科 | 実技4教科 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 中1 | 4×5×2=40 | 4×4×3=48 | 88点 |
| 中2 | 4×5×4=80 | 4×4×6=96 | 176点 |
| 中3 | 4×5×6=120 | 4×4×9=144 | 264点 |
| 合計 | 528点/660点 |
500点換算:528÷660×500=400点
例2:主要教科オール4、実技オール3の場合
| 学年 | 主要5教科 | 実技4教科 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 中1 | 4×5×2=40 | 3×4×3=36 | 76点 |
| 中2 | 4×5×4=80 | 3×4×6=72 | 152点 |
| 中3 | 4×5×6=120 | 3×4×9=108 | 228点 |
| 合計 | 456点/660点 |
500点換算:456÷660×500=345点
実技が全部3になるだけで、内申点が400点→345点に下がる。55点の差。
この55点は、当日テストで取り返そうとすると、選考比率によっては30〜50点分の差に相当します。実技教科を軽く見ることがどれだけ危険か、この数字でわかると思います。
内申点を上げるために、具体的に何をすべきか
最優先:実技教科の評定を1つ上げる
実技教科の評定は、以下の3つで決まります。
① 提出物を期限内に必ず出す
これが最も確実で、最も軽視されている項目です。作品やレポートの完成度よりも「期限内に出したかどうか」が評価に直結します。
② 授業態度・参加姿勢
実技の授業で「やる気がない態度」は評定に大きく響きます。上手い・下手ではなく、真剣に取り組んでいるかどうか。ここは意識だけで変えられます。
③ 実技教科のペーパーテストで点を取る
音楽・美術・保体・技家には期末テストでペーパーテストがあります。教科書と授業プリントから出るため、範囲が狭く、対策しやすい。ここで90点以上を取れば、評定5に近づきます。
次に重要:主要5教科の「3」を「4」に上げる
主要教科で「3」がある場合は、以下を確認してください。
定期テストで何点取っているか?
多くの中学校では、定期テストで75点以上が評定4の目安です(学校によって異なります)。60点台で止まっている教科は、教科書とワークの基本問題を完璧にするだけで75点に届くケースが多い。
提出物を出しているか?
テストで75点取っていても、提出物が未提出だと評定3のままということがあります。ワークの提出は「出す」だけでなく「丸付けをして、直しまで終わらせて出す」が基本です。
中3の1学期・2学期に全力を出す
中3の成績が全体の50%を占めるということは、中3の定期テスト4回(1学期中間・期末、2学期中間・期末)が受験の半分を決めるということです。
特に2学期末の成績が入試に使われる最終評定になります。ここに照準を合わせて逆算してください。
まとめ
岩手県の内申点のポイント
・660点満点を500点に換算して選考に使用
・中3が50%を占める(中1:中2:中3=1:2:3)
・実技4教科が主要5教科より重い(360点 vs 300点)
・中3の実技1教科の評定1点=9点分の影響
・実技がオール3→オール4になるだけで、内申点が大幅に上がる
・提出物・授業態度・ペーパーテストの3つを押さえれば、実技の評定は上げられる
「うちの子は、今どの位置にいるんだろう?」
内申点と定期テストの点数を入れるだけで、志望校までの距離がその場でわかります。
無料・登録不要・30秒。
診断結果を見て「もう少し詳しく知りたい」と思ったら、塾長に直接ご相談ください。
関連記事
- 盛岡三高・四高・北高・南昌みらいの合格ラインと対策【志望校別ガイド】
- 令和7年度から変わった岩手県公立高校入試の仕組みを塾長が解説
- 盛岡三高の合格ラインは?
- 盛岡四高の合格ラインは?
- 盛岡北高の合格ラインは?
- 南昌みらい高校の合格ラインは?
📍 この記事を読んで、こう思いませんでしたか?
「うちの子は、今どの位置にいるんだろう」
内申点と定期テストの点数を入れるだけで、志望校までの距離がその場でわかります。無料・登録不要・30秒。
志望校までのキョリを診断する「うちの子、志望校に届くんだろうか」
そう思ったら、まずLINEで友だち追加してください。
合格する勉強法
その場で判定
無料・登録30秒

