盛岡四高の合格ラインは?内申点と当日点の目安を10年指導した塾長が解説

盛岡四高の合格ラインは?内申点と当日点の目安を10年指導した塾長が解説

こんにちは。塾長です。

「盛岡四高に合格するには、何点くらい必要なんですか?」

この質問、保護者の方から本当によくいただきます。

ズバリ、最初に答えます。

結論:盛岡四高の合格ライン

当日のテスト:360〜380点(500点満点)

内申点の目安:オール4以上

一番多い合格パターンは、内申点がオール4で、当日370点前後を取る生徒です。

三高と比べると「ちょっと下がるだけ」に見えるかもしれません。

でも、四高には四高ならではの特徴があります。ここを知らないまま受験すると、思わぬ落とし穴にはまることがあります。

最後まで読んでください。

盛岡四高の選考方式を理解しよう

岩手県の公立高校入試は1000点満点で選考されます。

内訳は以下の通りです。

当日のテスト:500点(5教科×100点)

内申点:500点(中1〜中3の評定を660点満点で計算し、500点に圧縮)

ここまでは全校共通です。

四高独自の換算方式|ここが三高・北高と違う

盛岡四高は、令和7年度入試から本番テストと内申点の比率が6:4になりました。

項目 素点 換算後
当日テスト 500点 500点×1.2倍=600点
内申点 500点 500点×0.8倍=400点
合計 1000点

比較してみましょう。

高校 当日テスト 内申点 合計
盛岡一高 700点(70%) 300点(30%) 1000点
盛岡三高 700点(70%) 300点(30%) 1000点
盛岡四高 600点(60%) 400点(40%) 1000点
盛岡北高 500点(50%) 500点(50%) 1000点

この比率が意味すること

四高は「バランス型」の入試です。

一高・三高のように「当日点さえ取れれば逆転できる」という構造ではありません。

かといって、北高のように「内申が全て」でもない。

当日のテストも、日頃の内申も、どちらも手を抜けない。

これが四高の入試の最大の特徴です。

合格ボーダーをもう少し具体的に

2025年度入試(令和7年度)のデータを踏まえた目安です。

パターン 内申点(500点換算) 当日テスト 合否の見通し
安全圏 420点以上(オール4.5) 390点以上 かなり余裕あり
合格ライン 380〜400点(オール4) 360〜380点 ボーダー付近
チャレンジ 360点前後(オール3.8) 380点以上必要 当日点で挽回が必要
厳しい 350点以下 400点以上必要 逆転はかなり難しい

ポイントは、三高よりも内申点の影響が大きいこと。

三高なら内申が少し足りなくても当日点の爆発で逆転できる可能性がありますが、四高は内申の比率が40%あるため、内申の不足を当日点だけで取り返すのは簡単ではありません。

逆に言えば、内申をしっかり取れている生徒にとっては、非常に有利な入試です。

内申オール4に届いていない場合、どうすればいいか

ここからが重要です。

「うちの子、オール4はない…」

そう感じている保護者の方は、まず以下を確認してください。

① 9教科の中で「3」がいくつあるか

9教科のうち、3が2つまでなら、他を4〜5でカバーすれば合格ラインに乗ります。

3が3つ以上ある場合は、中3の2学期までに最低1つは4に上げる必要があります。

② 実技教科(音楽・美術・保体・技家)に3がないか

「5教科は4だけど、実技に3がある」という生徒は意外と多いです。

実技の3を4に上げるだけで、内申点の合計が大きく変わります。

提出物を確実に出す、授業態度を見直す。ここは意識だけで変えられる部分です。

③ 中1・中2の成績も内申に入る

岩手県の内申点は中1〜中3の3年分です。

「中3から頑張ればいい」は通用しません。

すでに中1・中2の成績が確定している場合は、その数字を前提に中3でどこまで上げる必要があるかを逆算してください。

岩手県の内申点の計算方法と上げ方を詳しく見る

当日テストで360〜380点を取るために必要なこと

360点は5教科平均で72点、380点は76点です。

これは、教科書の基本内容を完全に理解していれば届く点数です。

応用問題や難問を解く力は、四高の合格には必要ありません。

むしろ必要なのは、以下の3つです。

① 基本問題を絶対に落とさない

各教科の大問1・2(基本レベル)を確実に正解する。ここだけで各教科50〜60点は確保できます。

② ケアレスミスをゼロにする

四高のボーダー付近では、1問のミスが合否を分けます。計算ミス、記号の書き間違い、問題の読み飛ばし。こうしたミスをなくすだけで10〜20点は変わります。

③ 5教科のバランスを崩さない

「数学は80点だけど英語が50点」では合計が伸びません。苦手教科を60点台まで引き上げる方が、得意教科を90点にするよりも効率がいい。

四高を目指すなら、知っておいてほしいこと

四高は盛岡の高校の中でも、岩手大学への合格者数が毎年40〜50名と安定している高校です。

「三高は少し高いけど、四高なら手が届く」——そう考えるご家庭は多いですし、実際にそれは正しい判断です。

ただ、四高に入ること自体が目的ではなく、四高に入って何をするかが大事です。

四高の定期テストは三高に比べて難易度が低い分、「学校のテストで点が取れている=大学受験の力がある」とは限りません。高校に入ってからの勉強の積み上げが、大学受験の結果を大きく左右します。

この点については、別の記事で詳しく書いています。

盛岡四高の大学合格実績

まとめ

盛岡四高の合格ライン(2026年版)

  • 当日テスト:360〜380点
  • 内申点:オール4以上
  • 選考比率は当日60%:内申40%のバランス型
  • 内申が足りない場合、当日点だけでの逆転は三高より難しい
  • 基本問題の完全正答とケアレスミスの排除が最優先

「うちの子、四高に届くのかな?」と思ったら

内申点がどれくらいあるか、当日テストで何点取れそうか。

この2つが分かれば、合格の可能性はかなり正確に判断できます。

10年間、盛岡三高・四高・北高への合格を指導してきた経験から、正直にお伝えします。

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