勉強法

今日は英文法の助動詞を説明してみよう

助動詞の後に「動詞の原形」が来る理由と英文法の骨格

今日は、英文法のもっと深い部分に踏み込んで、助動詞動詞の原型の関係と疑問詞について説明していく。前回述べたように、英語文法の大事な骨格は、be動詞一般動詞の区別だ。「be動詞がない文=一般動詞の文」だったよね。前回の記事を読んでいない人は、以下の記事を参照してほしい。

これが、英文法の基礎の中の基礎なんだ英文法の骨格をつかもう!「be動詞がない文は一般動詞の文」というシンプルルール 今日は、英文法の基礎、つまり「文の種類」について話して...

では、助動詞がその骨格の上に「パーツを加えるような」ものだということを説明してみよう。

1. 英文法の骨格:be動詞と一般動詞の区別

まず、英語を話したり書いたりする上で、一番大事なのは、文の中で使われている動詞が「be動詞」か「一般動詞」かをきちんと区別できること。このbe動詞一般動詞をしっかり理解しておけば、英文法の基本的な構造が見えてくるんだ。これは前回の復習ね。

  • be動詞は、状態存在を表す。
    • 例:She is a teacher.(彼女は先生です)
    • 例:The book is on the table.(その本はテーブルの上にあります)
  • 一般動詞は、実際に行動出来事を表す。
    • 例:She reads a book.(彼女は本を読みます)
    • 例:I study English every day.(私は毎日英語を勉強します)

この2つをしっかり区別することが、英語の文を正しく理解し、正確に使うための基盤になるんだ。

2. 助動詞の登場:動詞の原型が来る理由

さて、次に「助動詞」の話に入ろう。助動詞は、動詞の前に置かれて、その意味を変えるという特徴がある。

最初に覚えておきたいのは、助動詞の後には必ず動詞の原型が来るということだ。

例えば、以下の文を見てみよう。

  • I can swim.(私は泳げます)
  • She must study hard.(彼女は一生懸命勉強しなければなりません)
  • They will come.(彼らは来るつもりです)

ここで重要なのは、「can、must、will」といった助動詞の後に、常に動詞の原型が来るということだ。「原型」とは、動詞の一番基本の形のことですね。

例えば、swim(泳ぐ)、study(勉強する)、come(来る)などで、要するに、三単現のsがつかないし、過去形でもないという感じかな。

なぜ助動詞の後には「原型」が来るのか?

これは、助動詞が単独で意味を持たず、他の動詞と組み合わせて意味を補助する役割を持っているからだ。助動詞は、どの動詞を使うかを決めるのではなく、その動詞がどんな意味を持つかを決めるんだよね。

  • I can swim. → 「can」が「泳ぐ」を「泳げる」という意味にした。
  • She must study. → 「must」が「勉強する」を「勉強しなければならない」という意味にした。

これらの例では、動詞の原型(swim、 study)が、そのまま使われている。つまり、助動詞は「どんな動詞か」を変えるわけではなく、その動詞が持っている意味を強調したり、制限したりするんだ。

3. 英語文法のパズル:助動詞が加わる仕組み

英語の文法をパズルのように捉えると、英語の文の骨格(be動詞一般動詞の区別)をしっかり理解した上で、そこに助動詞が「パーツ」として加わるイメージを持つことができるんだ。

例えば、こんな風に考えると分かりやすいかもしれない。

  • 基本の骨格:
    • I am a student.(私は学生です) → be動詞を使った文
    • I study English.(私は英語を勉強します) → 一般動詞を使った文

この「骨格」を基に、以下のパーツを追加していくことができるんだ。

(1) 助動詞を加えると、動詞の意味が変わる

  • I must be a student.(私は学生に違いない
  • I can study English.(私は英語を勉強できます)

助動詞(can、 must)が動詞(study、 be)の意味を変えているんだ。

2番目の英文の「be」は「is」が原型になったんだね。これ、最初は分からない人が多いよね。

4. パズルとしての英文法

英語の文法を「パズル」として捉えると、最初にしっかりした骨格(be動詞一般動詞の違い)を理解した後で、その骨格にパーツ(助動詞)を加えていくことができるようになる。

まとめ

今回の説明で、英語文法の骨格としての「be動詞」と「一般動詞」の区別がいかに大切かが理解できたかと思う。この区別をしっかり覚えることが、英語を使いこなすための基盤になるんだ。そして、助動詞は、その上に「パーツ」を加えるようなものだということなんだ。

英文法は、骨格さえ理解しておけば、パズルを組み立てるような感覚になっていくんだ。最初は難しいかもしれないが、骨格に後からいろんなパーツを加えていくだけで、英語を自在に使えるようになるんだよね。

簡単そうに見えるかもしれないけど、高校生でも曖昧だったりするからね。高校入試が選択肢の問題が多くて、なんとなくで正答を選べちゃったりもするから、高校入試で一定の点数が取れていてもけっこう怪しいと思うんだ。だから、高校入学後に英語で撃沈している人は、間違いなく、ここまで説明したことが理解できていないと思うよ。

明日は、疑問詞の使い方を説明してみようと思う。

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