部活と勉強の両立は、よく相談を受けます。
特に、高校以降ですね。
私は高校生に関して、
「部活はやらなくても構わない」という立場です。
はい。勉強優先です。
どの高校に行っても、勉強優先で良いと思います。
これは進学校だけではなく、
商業・工業・農業も学校の成績で就職先が決まりますので、
なおさら、勉強を優先する必要がありますよね。
しかし、「大変だけど部活は辞めたくない」というケースが多いと思います。
ですので、そういう場合の考え方をお伝えいたします。
部活と勉強を両立している生徒は、共通点が2つあります。
①「規則正しい生活を送り、生活リズムが整っていること」
大切なのは、早寝です。
ポイントは、就寝時間を決めてしまう事です(祝日の前日は除く)。
23時には寝たいですね。
私自身も高校時代の最優先事項は、「睡眠時間の確保」でした。
きっちり寝ましたね。部活引退までは8時間は寝てます。
引退後に、7時間にした記憶があります。
睡眠時間をきちんと取るので、学校の授業中は眠くないです。
ですので、学校の授業がきちんと消化できます。
また、就寝時間を決めているので、家での学習効率も自然に上がります。
締め切り効果ですね。これは大きいですよ。
「よーし!もうすぐ23時だ。寝れる!」と思い、頑張ることができます。
就寝時間の固定化がポイントです。
遅くても、23時です。
ここが、保護者の皆様の腕の見せ所です。
高校生の時は、ここだけに関与する感じでも良いのかなと思います。
②「時間の使い方の優先順位が、睡眠⇒勉強⇒部活⇒遊びの順番である事」。
ものすごく大事な優先順位です。これを意識してください。
睡眠>勉強>部活>遊びです。睡眠が最優先です。
これは、家族会議の最重要議題にすべきです。
部活が明らかに支障になっていそうなら、話し合うべきです。
優先順位が、
「遊び」⇒「部活」⇒「勉強」⇒「睡眠」
だと学業不振になります。
「勉強」⇒「部活」⇒「遊び」⇒「睡眠」
は、一見良さそうですが、睡眠を軽視しています。
こういう生徒は、成績にばらつきが多くなります。
優先順位を、
「睡眠」⇒「勉強」⇒「部活」⇒「遊び」に固定すれば、
忙しいときは、優先順位の低いものから削除する事になります。
ですので、「遊び」を削り、「部活」を削るという形になります。
「部活」を「勉強」より優先するという発想は良くないと思います。
気持ちは分かります。
部活はどんどん熱中しますし、所属していると責任感も出てきますよね。
ただ、高校生なら、きちんと考えなくてはいけないんだと思います。
「自分は、プロになるわけではない」ということを。
部活よりも、勉強を優先すべきだと思います。
睡眠時間の確保と優先順位のつけ方が両立のコツです。
生活リズムが乱れている場合は、そこから治したいところですね。