「とにかく暗記!」
これは、英語、理科、社会でよく聞く言葉ですね。
ただ、英語の例文や本文を暗唱できるまで繰り返すのは大切ですが、「とにかく暗記」ではないと感じます。
おそらく、この「暗記」という言葉もきちんと定義しないといろんな勘違いを生んでしまいそう
です。ここに落とし穴がある気がするのです。
「暗記」はいろいろな場面で使われます。代表的なものは、先ほども挙げた理科や社会でしょう。
「理科・社会は暗記だから!」という感じです。
しかし、成績のよい生徒は100%、理科・社会の用語を教科書や参考書で流れをきちんと追っていきながら、覚えていきます。つながりを意識しているわけです。
教科書やテキストは理解するため、つながりを確認するために参照するのです。そうすれば、少し問題の形式が変わったとしても問題なく対応することができます。
特に今はグラフや資料を読みとく問題が増えています。初見の問題を解けるようにするためにも、普段からつながりを意識していく必要がありますね。
英語も同じです。1つの単語から派生する単語があり、それにはパターンがきちんとあります。
例えば、impress。
動詞なら「印象を与える」ですが、語尾にionをつけてimpressionにすると名詞になって「印象」、語尾にiveをつけてimpressiveになると形容詞になって「印象的な」になります。これを覚えておくと、1つの単語が3つの単語になります。
何となく、ここに勘違いがあると思うのですが、効率的な学習とは「応用の効く学び方」のことです。1を学んだら、それが5にも10にもなる。それが効率的な学習です。
「これだけ覚えろ」は決して効率的な勉強ではなく、すぐに忘れてしまいますし、1を覚えても1にしかなりません。これでは、逆に効率が悪くなりますね。実は暗記しなければならない量がどんどん増えていってしまいますからね。
このような点に気をつけてみましょう!