こんにちは。塾長です。
本日は「教育七五三って何だろう?」です。
「教育七五三」という言葉があります。
この言葉は、
2008年に発売された「教育七五三の現場から」(瀧井宏臣著)
で取り上げられたものです
この言葉の意味は、
高校で7割・中学で5割・小学校で3割の生徒が、
学校の授業を理解するプロセスで何らかの困難を抱えている
というものです
この「七五三」、皆さまはどう感じられるでしょうか?
私の実感としては、今も昔もこの割合だと思いますので
的確な表現だと感じます
授業について行けているかどうかのサインは、次のような感じです
(小学校のテスト)
80点未満 イエローカード
60点未満 レッドカード
(中学校の定期試験)
50〜60点 イエローカード
50点未満 レッドカード
(高校の定期試験)
40〜50点 イエローカード
40点未満 レッドカード
こういう感じになると思います
特に大切なのは、小学校です
小学校の上に中学校・高校が積み重なっていくからです
小学校でつまずけば、中学校・高校でも、その「つまずき」は影響を与えます
中学校・高校に行ってからでは、この「つまずき」の解消は、非常に困難です
小学校で行われる単元ごとのテストで、80点が取れないようであれば、「イエローカード」です
小学校で単元が終わるたびに行われるテストは、「カラーテスト」と呼ばれます。
カラーテストの80点以上は、「 良い成績」ではなく「普通以上の成績」という意味でしかありません
なぜならば、カラーテストは平均点が80点になるように作られているからです
小学校のカラーテストで80点以上が取れていない生徒が中学校の定期試験で60点以上を取るのは、かなり難しいです。
公立中学の定期試験は、だいたい60点程度が平均点です
もちろん、教科間でばらつきは見られますので
5教科平均で270〜330点といったところでしょうか
平均を下回るということは、「イエローカードまたはレッドカード」になっているということです
このような状況ですので
中学校に上がる前にきちんと準備をしておきたいですね。