子育て

「型」を覚えるって、めちゃくちゃ大事

子どもが勉強している姿を見ていて、こんなふうに思ったことがないだろうか?

「もっと自分で考えて欲しい」

「自分で自由に工夫してやってみたらいいのに」

うん。もちろん、それも大事なんだ。

将来を考えれば、自由に発想できる力や、自分なりのやり方を見つけることは欠かせないからね。

でも、その前に大事なのが「型」なんだ。

型ってなんだろう?

「型」と聞くと、なんだか古臭い感じがするかもしれない。

武道とか茶道とか、そういう世界のものというイメージもあるだろう。

しかし、実際はそうじゃない。

型というものは、「基本のルール」「安定したやり方」みたいなものなんだ。

作文なら「起承転結」や「段落構成」

数学なら「公式の使い方」

スポーツなら「正しいフォーム」

これがあるからこそ、子どもは迷わずに取り組めるし、結果が安定するんだ。

型を身につけると、こんな力がつく

成果が安定する

公式を知っていれば同じ問題をいつでも解けるし、型を覚えた文章なら読みやすく書ける。

つまり「再現性」が手に入る。

応用ができるようになる

基本フォームを身につけた選手が新しい技に挑戦できるように、

型を知っているからこそ、自由に工夫できる。

自信につながる

「これをやれば大丈夫」という安心感があるからこそ、挑戦できる。

型は、子どもの背中を押す存在になるんだ。

でも、型に縛られすぎるのもダメ

もちろん、型だけにとらわれてしまうと「マニュアル人間」みたいになってしまうかもしれない。

文章がパターン化しすぎて面白みがなくなったり、応用のきかない子になってしまったりするかもしれない。

大事なのは、「型を覚える段階」と「型を破る段階」を分けて考えること

親としては「今は型を覚えるときなのか? それとも挑戦させるときなのか?」

を見極めてあげたいところだ。

家でできるサポートのコツ

家庭ではどうやって型を身につけるのを助けることができるだろうか?

小さな成功を褒める

「ちゃんと段落が分けられたね」「公式を使って解けたね」と具体的に声をかけると、

子どもは型の意味を実感できる。

繰り返しを大事にする

型は1回では身につかない。

だからこそ、日々、何度も繰り返すことが習慣になると強いだろう。

型を小さく区切る

いきなり全部ではなく、今日はこれ、明日はこれと小分けに覚えさせると、

負担も少ないし定着しやすい。

間違いを優しく直す

 間違った型をそのまま覚えてしまうと直すのが大変だ。

見つけたときに「ここはこうするともっと良くなるよ」とサラッと直してあげるのがコツだろう。

ちょっとした実体験

僕も昔は作文が苦手だった。好きなことを書こうとしても、文章がまとまらなかった。

しかし、「起承転結」という型を教わって、それに沿って書いたら、スラスラ文章が進むようになった。

スポーツも同じだ。

フォームを直されたときは「めんどくさいな」って思ったけど、直されたあとは、プレーの安定感がまるで違った。

型が身についているからこそ、安心して応用ができるということだ。

まとめ

子どもに自由に挑戦させることはもちろん大切だ。ぜひ、やらせて欲しい。

でも、その前に「型」を覚えることが、安定・自信・応用力、全部の土台になることを覚えておいてほしい。

こう考えると、親としてできるのは、「型を覚えるステージ」と「自由に挑戦するステージ」を見極めて声をかけてあげることではないだろうか?

「自由にやってごらん」の前に、まずは「型を覚えること」から始めさせよう。

 それが、子どもの成長を一番スムーズにしてあげられるサポートなんだと思う。

 

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