昨日は、新小5の子のマンツーマン個別指導を担当しました。
新年度の初回なのでオリエンテーションみたいな感じになります。
その中で、「クラスの~くんは別格なんです。○○で中3の勉強までやってるんです。」
「もう、頭の出来がちがうんですよ。」
こういう話が出てきます。いわゆる先取りですよね。
でも、こういうのは何のアドバンテージにもならないんですよね。
小学校、中学校、高校と進むにつれて
勉強だけで言っても、求められる内容が変わってきますし、レベルもけた違いに上がります。
ですので、小学生の時点で中学生や高校生の勉強の一部の先取りをしていたり、計算が猛スピードで出来ていたとしても、どこかで頭打ちになってしまうんです。頭打ちになったときに、この先取りでの成功体験が足を引っ張ってしまうことになるかもしれません。幼少期に神童と呼ばれる子が、単に早熟だっただけというケースが多いのは、皆さんもご存知かと思います。
こういうのは小学生は分かりませんし、先取りをしていたり計算スピードが速いだけの子に対して、劣等感を抱いてしまうのも仕方ないかもしれません。そのため、われわれ大人が少しだけ基準を教えてあげる事は必要だと思います。
今日の個別指導では、「天才なんて何万人、何十万人に1人だから、たぶん岩手県内の同学年の中には1人もいないよ。」と伝えました。少しずつ、思いこみを無くしていきたいですよね。自分の成長にストップをかけるのは、実は自分自身の思いこみなのですから。