アンビシャスは、先取りをしない。
アンビシャスは、あえて先取りをしない主義だ。
今日はその理由が、また一つ明確になった。
今日は新中2の生徒に、比例を教えた。もちろん復習だ。
関数が苦手な子には、共通点がある。座標に対して鈍感なのだ。
比例・反比例、中2で習う一次関数、中3で習う二次関数。
どんな関数も、鍵は「座標をどう取るか」だ。
逆に言えば、これがスムーズにできるようになると、関数は一気に得意になる。
今日の生徒は、まさにそのパターンだった。
数学が苦手な子は「とりあえず数字を入れてみる」という発想を知らないことが多い。
関数のグラフが書けない子は、座標の取り方を知らない。
座標の取り方を知らない子は、例えばy=3xという式が与えられても、xに1を代入して(1、3)という座標を取るということを知らなかったりする。
今日の生徒も、まさにそうだった。
そのやり方を教えた瞬間、何かがストンと落ちた顔をしていた。そして今日、この生徒は比例に対する苦手意識が一気になくなったようだ。
これができるのは、先取りをせず復習をベースにしているからだ。
先取りは、弱点を埋めないまま前に進む。だから土台が崩れたまま積み上がっていく。
復習は、弱点を発見してくれる。
どこでつまずいているかが見えるから、そこをピンポイントで直せる。
そして復習だから、定着も早い。
知らなかったことが「わかった」に変わる瞬間。
その顔を見るのが、この仕事の醍醐味だと思っている。

