よく「勉強の仕方」に関して質問を受けます。
で、これっておそらく正解って無いんですよね。
なぜかと言うと、結局は、人それぞれなんです。
ただ、テストで点数を取るとか
何かの分野の知識を得るためには
勉強における一定の基準を満たす必要があるわけです。
それは、質と量の両面があるわけなんだと思うのです。
で、その質と量を確保するためにどんな方法を取るのか?
そこに個人差がある。そういう話なんだと思うのです。ただ、その個人差を抜きにして、全体的にあてはまる傾向はあるなぁと感じることがあります。ちょっとだけ説明いたします。
「勉強する科目をコロコロ変えるのと1教科をガツンとやるのとでは、どっちが良いですか?」という質問があります。これ、結構多いんです。
これも、人それぞれなんだと思うのですが、勉強に慣れていない人は長時間の集中ができませんよね。よく、「25分が人間の集中力が続く限界だ」という話もありますが、私は、そうとは限らないと思います。しかし、勉強に慣れていない人は、やっぱり集中力が続きません。その場合、勉強する科目はコロコロ変えた方が良いでしょう。勉強の初期段階ですよね。
しかし、勉強ができるようになってくると、勉強に意識が深く入り込めるようになっていきます。思考が深くなるんですよね。集中力も続くようになってきます。こういう場合、1教科をガツンとやると効果がどんどん上がっていく感じがしてくると思います。高校生になったら、この状態に入り込めるようになっていれば良いですよね。
1週間、ひたすら数学
1週間、ひたすら物理
1週間、ひたすら英語
こういう子達は不器用そうに見えますが、やっていることの思いきりが良いですし、何かに熱中できる状態という事なんですよね。器用さや効率性だけでは語れない何かがここにある気がするんです。実際、こういう子は、体系的な知識を得ている場合が多いです。
1教科をぶっ通しで、一定期間取り組んでみる。こういう機会を意図的に作っていくと、何か良いことがあるかもしれませんね。週末とかを使って「1日数学」とかもありかなと思っています。