塾長コラム

やらなくてもいいことを手放す 引き算の美学

日本のお菓子には 新商品が多すぎると思いませんか?

雇用ジャーナリストの海老原嗣生さんが ある番組に出演したときに こんなことを話していました

「日本のお菓子は新商品が多すぎる 海外では定番商品を売り続けるのが普通なのに なぜ日本はこんなに次々と新商品を出し続けるのか? 定番商品に集中すれば 開発コストなども掛からないから もっと利益が出るはず」

これを聞いて 僕もすごく腑に落ちたんです

海老原さんが指摘するように 日本社会には「やらなくてもいいことを 過剰にやってしまう」傾向が根付いていると感じています

そしてこれは お菓子業界だけの話じゃない

絶え間なく新商品を出し続けることは 本当に必要なのか?

新商品を開発し続けるには 莫大なコストと労力がかかります

でも もし新商品を出さずに 定番商品だけを売り続けたとしても 会社の最終的な利益やブランド力はそこまで変わらないかもしれない

僕自身 海外出身の友人に この新商品の話を確認してみたことがあります

「日本のお菓子って 季節ごとに新しいフレーバーがどんどん出てくるけど 海外はどう?」

返ってきた答えは 「確かに日本は多すぎる そんなに出してどうするの?」というものでした

外から見ると 日本企業の「新商品を出し続けること」は 当たり前じゃなくて やりすぎなんです

「やらなくてもいいことを 過剰にやってしまう」

これは お菓子業界だけじゃなく 日本社会全体に根付いている傾向だと感じています

次々と足し算することは 本質的な強さを阻害します

新しいものを生み出し続け サービスを付加していくことは 「日本クオリティ」として美化されがちです

でも現実には その過剰な足し算のせいで現場が疲弊して 本来高めるべき本質的な強みを阻害する原因になっていることがあります

勉強も塾も 全く同じ構造です

次々と新しい教材を導入したり あれもこれもとコースを用意したりすることは 一見すると素晴らしいことに見えます

でも 本当に強いのはそうじゃない

過剰な足し算を捨てて 教科書と学校ワークという「最強の定番商品」だけを 徹底的に磨き上げること

僕は これが 本当の強さだと思っています

引き算の美学

やらなくてもいいことを手放して 「定番」を極める

これは勉強においても ビジネスにおいても 本当にブレない強さを作るための唯一の道です

何かを足そうとする前に まず何を引けるかを考える

この発想が 今の時代に一番必要なことかもしれません

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