塾長コラム

「大学入試が複雑すぎる」という罠。情報を得るために塾へ行く必要はない

最近の大学入試は、総合型選抜(旧AO)、学校推薦型、共通テスト利用、一般選抜など、
方式がやたらと多様化・複雑化しています。

そのため、「入試の仕組みが分かりづらい」「最新の受験情報が欲しい」と不安を募らせる親御さんや生徒が非常に増えています。

そして、「情報戦に乗り遅れないために、受験情報に強い塾に通わせなければ」と考えてしまう。

しかし、現場の感覚から言わせてもらうと、「世の中にあるすべての入試方式を知る必要」など、最初から1ミリもありません。

やるべきことは、シンプルです。

行きたい大学の候補を数校に絞り、「その大学が実施している入試方式」だけをピンポイントで調べれば、それで終わりです。

日本全国の入試制度を網羅した分厚い情報誌を眺めて頭を抱える必要など全くありません。

候補を絞ってその大学の募集要項を見るからこそ、「自分はどの方式ならチャンスがあるか」「どうやって受かるか」という当事者意識(真剣味)が生まれ、複雑に見える仕組みも理解できるようになります。

今の時代、スマホで検索すれば、各大学の入試方式、過去の倍率、配点まで、公式の正確な情報がいくらでも手に入ります。過去問も手に入りますよね。

そのわずかな「自分で調べる手間」さえ惜しまなければ、行きたい大学へのルートは誰でも自力で見つけられるのです。

それなのに、行きたい大学がある程度決まっている状態で、「入試の仕組みや情報を教えてもらうためだけに塾に通う」というのは、完全にお金と時間の無駄です。

塾の本来の役割は、泥臭く基礎を叩き込み、合格に必要な学力を引き上げる「ペースメーカー」であって、ネットで検索すれば出てくる情報を右から左へ流す「情報屋」ではありません。

「情報が複雑だから」と不安に煽られ、過剰なサービスに頼る必要はありません。
必要な情報だけを自分でサッと引き算して調べる。
あとは、その大学に行くための目の前の勉強に黙々と打ち込む。
それだけで十分なのです。

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