高校受験勉強法

高校入試の国語の勉強法

高校入試の勉強法シリーズ(いつの間にかシリーズ化してる笑)も、いよいよラスト。

今日は国語の出番です。

はい。そうです。塾長が一番好きな教科です(笑)。

国語

皆さんは、国語に対してどのようなイメージを持っているでしょうか?

実は、これほど厄介な教科は無いのではないでしょうか?

ちなみに、私も中学時代は国語の勉強が一番困りました。

全然できないというわけではないけど、高得点も取れない。こういう感じです。70点台は取れるけど、なかなか80点台後半から90点台まではいかなかった記憶があります。私は高校入試本番では60点満点中50点で、全教科の中で一番点数が低かったですが、何とか受験本番に間に合ったという感じでした。当時の岩手県公立高校入試は各教科60点満点でしたね。懐かしいです。

国語という教科は、実は差が付きやすい教科なのですが、ほぼノー勉でも高得点が取れてしまう人が実際に存在します。これがまたややこしくなる理由なのですが、こういう人達は、すでに国語の解法を身につけてしまっている人たちなのです。ですので、そうでない人、伸び悩んでいる人は、これから説明する勉強法を実践してみて下さい。

※あくまで、この時期から高校入試に向けて勉強する場合ですので、入試まで時間がないという前提で説明します。受験直前期以外の国語の勉強法は、また別の機会に書いてみようと思います。

まず、過去問を解いてみましょう。岩手県の公立高校入試の過去問集を手に入れて、直近2年分を時間を計って解いてみましょう。

これは、「出題傾向」を把握することが目的なのです。

では、令和4年度岩手県公立高校入試の国語の問題を少し見てみましょう。

大問1⇒「小説」が出題されています。漢字は文章中の漢字の読みが出題されています。これは令和2年度からの新傾向です。他には、情景・心情、内容吟味、文脈把握、語句の意味が出題されています。

大問2⇒「説明文と漢文」が出題されています。漢字は文章中のカタカナを楷書で書く問題が出題されています。他には、内容吟味、文脈把握、接続語などが出題されています。

大問3⇒「俳句と鑑賞文」が出題されています。表現技法・形式、内容吟味などが出題されています。季語や表現技法(倒置、擬人法など)はきちんと覚えておかなくてはいけません。

大問4⇒「話し合い」が出題されています。内容吟味と条件作文が出題されています。特に条件作文は12点問題ですので、必ず満点を狙いにいく必要があります。

1年分を解くだけでも、このくらいの情報が得られます。これを知った上で受験勉強をしていくのが良いですね。まずは、ゴール地点を把握するわけです。そうしないと受験勉強の終わりが見えませんからね。

実際の受験勉強には受験用の問題集が絶対に必要です。で、これは中学校で購入させられたものでも良いのですが、なるべく「解説が詳しいもの」を用意しましょう。

漢字は全6問で12点、条件作文で12点ありますので、ここは確実に24点を取りに行きましょう。条件作文は、なかなか自分では改善できない面があります。国語の勉強では、「添削してもらう」というのが非常に有効ですので、必ず第3者に解答を見てもらうことにしましょう。

で、次に表現技法・形式を固めていきます。これは、一定の水準まで知識として積み上げていく必要があります。で、ここでもポイントがあります。よく問題集や参考書ではこういった知識を表でまとめてくれていますが、それを眺めているだけでは理解できません。必ず問題演習を通して、どのように出題されているのか確認しながら身につけていくことにしましょう。

次は古文・漢文です。古文は歴史的仮名遣いや「省略」という考え方を身につけましょう。また、最低限の文法は理解しましょう。常に「主語は何だろう?」と考えながら読み進めるのがコツですね。漢文は、まず書き下し文をスラスラ読めるようにすること。あとは、返り点のルールと漢詩の種類をきちんと覚える事です。この古文漢文は、努力に比例して成績が上がりやすい分野ですので、時間を掛けましょう。

最後に、現代文(小説・評論)の読解です。これは、きちんと根拠を持って解答することです。自分が解答を選んだ根拠が違っているからこそ、正答にならないのです。ですので、極端な話、読解問題を一問解いたら、すぐに解答を確認するのが良いと思います。この勉強をやりたいからこそ、解説の詳しい問題集を選んだ方が良いのです。

皆さん、頑張りましょう!国語は公立高校入試本番では、1教科目です。1教科目の手ごたえが良ければ、その後の教科にも良い効果をもたらしますので、国語はきちんと取りたいですよね!ぜひとも、実行してみて下さい!

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