こんにちは。夏期講習会で、全身全霊を尽くした後の塾長です。
今日は、表題の件について少し話してみたいと思う。
最近、学校でのノートの使い方に違和感を感じることが増えてきたからだ。
特に国語の問題を横書きで書いている子どもを見かけることが多く、「もしかしたら、ノートの取り方をきちんと教わっていないのでは?」と思うことがある。
そこで、今の時代の子どもたちがノートをどう使っているのか、そしてその重要性について改めて考えてみたい。
1. ノートの使い方が学びの土台
ノートはただの書き物道具ではなく、学びを整理し、理解を深めるための重要なツールだ。
正しいノートの取り方を知っているかどうかで、学びの効果が大きく変わってしまうからだ。
しかし、最近の子どもたちは、ノートを取ることを「義務感」や「形式」として捉えがちで、どうやって使うか、どんなふうに整理するかを意識していない場合が多いのが現実だ。
国語の問題を横書きで書く子どもが増えているというのが、その一例だ。
おそらく、この文章を読んでいる塾経営者は、全員が、今「うんうん」とうなづいていることだろう。
日本語は縦書きが基本だ。
だから、横書きで書くことで、視覚的な違和感や文章の流れがうまく整理できないこともあるんだ。
2. ノートの基本的な取り方を教えよう
ノートを効果的に活用するためには、まず基本的な取り方を教えることが大切だ。いくつかのポイントを挙げてみよう。
縦書きと横書きの使い分け
国語や漢字の練習では、縦書きが適切だ。子どもが横書きで書いている場合、まずは縦書きの利点や理由を教えてあげよう。
見やすいレイアウト
ノートの取り方には、スペースをうまく活用することが大切だ。1ページごとにしっかりと余白を取ることで、後で復習する際に内容がスッキリと整理され、より理解が深まっていく。
3. 誰かのサポートが必要
学校でノートの取り方を教わることが少なくなってきている。
もしかしたら、入学時に書面で説明されているかもしれないが、書面だと見ない子は見ないので、ほとんど意味をなさないだろう。
今は、学校以外で誰かがサポートする必要があると思う。
「今日はノートをどうやって整理するか」を一緒に考え、実際にノートの使い方を見本として示すことができる存在が必要だ。
また、定期的にノートを確認して、どのように書いているかをフィードバックすることも、子どもの学びを支える大きな力になるだろう。
4. ノートを通じて学びを深める
ノートの使い方を覚えることで、子どもたちは学びをより深く理解できるようになるだろう。
ノートは単なる記録ではなく、思考を整理し、学んだことを定着させるための大切な道具だ。
毎日の小さな積み重ねが、確実に学力向上へと繋がることを考えると、ノートの使い方を覚えることは、とてつもない効果を発揮しそうだと思うのだが、どうだろうか?