論語シリーズ

論語シリーズ4日目

己に如(し)かざる者を友とすることなかれ

「自分より劣っている人を友達にするな」

こう聞くと、ちょっと上から目線な感じがして驚くかもしれない。

しかし、孔子が伝えたかったのは

「友達は自分を高めてくれる存在であってほしい」という願いだ。

私たちは、つい「気が合う」「一緒にいて楽な人」とだけつるみたくなる。

でも、そういう関係ばかりでは、

自分が成長するチャンスを逃してしまうことがあるかもしれない。

むしろ、「自分にはない視点を持っている」

「自分より努力している」と感じられる人といると、

自然と「自分ももっと頑張ろう」と思えるものなんだ。

孔子が言う「己に如かざる者」は、単に能力が劣る人という意味ではなく、

「学ぼうとしない人」

「向上心のない人」という意味も含まれている。

つまり、「自分を甘やかすだけの人間関係には注意しよう」と警告しているんだ。

本当に大切なのは、自分を刺激してくれる友。

あなたが誰と一緒に時間を過ごすかで、未来は大きく変わるかもしれない。

「どんな友とつき合うか」は、「どんな自分でいたいか」と同じ問いなのかもしれない。

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