君子は和して同せず、小人は同して和せず
「君子(立派な人)は、みんなと調和を保つが、みんなと同じになることはない。小人(未熟な人)は、同じ意見の人とだけ仲良くして、調和を保とうとしない」
という孔子の言葉。
この言葉は、現代の人間関係においても非常に大切だと思う。
学校や仕事で「みんなと同じ意見を持つこと」が求められる場面も多いが、孔子は「君子は調和を大切にするが、無理に同じになろうとはしない」と言っている。
自分を曲げてまで他人と同じ意見を持つ必要はない、ということなんだ。
一方で、「小人」とは、周囲の意見に流されるだけの人。
自分の意見を持たず、周囲と同じ意見を選ぶことで、和を保とうとする。
しかし、そこに本当の調和はない。
本当に大切なのは、自分の考えを大切にしつつも、他人の意見を尊重し、共に成長し合うこと。
この教えは、特に友達やクラスメートとの関係に当てはまりそうだ。
周りと違う意見を持っている自分を受け入れる勇気。
そして、相手の違いを尊重することで、深い友情が生まれると感じるからだ。
「自分を大切にしつつ、他人との調和を意識してみよう」と考えてみたらどうだろうか。
調和の中にこそ、本当の成長があるかもしれないのだから。