君子は義を見てせざるは勇無きなり、小人は利を見て義を見ざるは目先の利を求めるなり
「君子（立派な人）は、正しいことを見たら、勇気を持ってそれを行う。小人（未熟な人）は、目の前の利益にとらわれ、正しいことを無視してしまう」という孔子の言葉。
この言葉は、日常生活の中で「正しいことをする勇気」と「目先の利益を追わない姿勢」の大切さを教えてくれている。
例えば、試験で不正をしようと思ったとき、「こんな小さなことだし、誰にもバレないだろう」と思うかもしれない。
しかし、それは目先の利益を追う行為だ。孔子は、どんな状況でも「義（正しさ）」を優先すべきだと教えている。
一方で、君子は「義を見てせざるは勇無きなり」と言っている。
正しいことを見て、それを行動に移すためには、時に勇気が必要だ。
自分にとって不利益に見えることでも、正しいことを貫く勇気こそが本当の強さだと言えるだろう。
君子の行動は、目先の利益を超えた「長い目で見た結果」に基づいている。
自分の行動が最終的に自分をどう成長させるのか、どう社会に影響を与えるのかを考え、正しいことを実行する。
その先に、真の利益が待っているんだ。
目の前の誘惑に流されず、心の中で正しさを選び続けること。それが君子の生き方ということなんだ。どうかな？
