テストで決定的な差がつくのはどこでしょうか?
その一例として挙げたいのが、「紛らわしい語句」と、「記述問題」です。
例えば、社会の近現代史から戦後、そして公民にかけての範囲。
ここで一気に「苦手だ」とつまずく子が思いのほか多いのは、内容が難しいからではなく、単に語句の意味を正確に把握せず、なんとなく雰囲気で暗記しようとしているからです。
この「なんとなく」の理解を潰すために完全に有効な手段、それが「音読」なんです。
教科書を音読すれば、太字の用語や語句の前後には必ずその内容を説明する文章があることに自然と気がつきます。
目で滑らせるだけでは見落としてしまうその繋がりを、声に出すことで強制的に拾い上げるんです。
さらに、多くの人が誤解していますが、音読は教科書や参考書だけのものでないんです。
学校のワーク(問題集)こそが、最高の音読教材になります。
問題文を読み、続けてその答え(語句)を声に出して読む。
これを繰り返すことで、「この問題文にはこの語句」という1対1の強烈な繋がりが頭の中にできていきます。
そしてここからが重要なんですが、
「問題文→答え」の流れができたら、
次は「答え(語句)を見て、その問題文を自分の口で言えるか」やっていくんです。
「答え→問題文」をやるということですね。
これができるようになれば、語句の意味を本質的に理解している証拠であり、
テストの記述問題も解けるようになります。
最初はめちゃくちゃ面倒くさい作業です。
子ども自身も「ただ声に出すことに何の意味があるんだ?」と半信半疑でしょう。
だからこそ、この泥臭い作業を継続させるための環境づくりとサポートが、僕たち大人の重要な役割になるんです
この習慣が定着し、
「なんだ、全教科これでいけるじゃん」
と子ども自身が気づいた時、勉強の質は劇的に変わります。
数学の例題の解き方を自分でブツブツと説明できるようになる。
実はそれも立派な音読です。
特別な教材や目新しい勉強法など引き算して、ただ手元にあるワークを声に出して読み込み、用語と意味を繋ぐ。
それだけで、学習の効率も理解度も別次元へと上がっていくと思いますし、そういう生徒をたくさん見てきました。
ここまでやるとすれば、教材は絞った方がいいですよね。
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