物事の捉え方や考え方が、ある日突然、雷に打たれたように劇的に変わる。
ドラマや漫画ではよくある展開ですが、
現実の勉強においてそんな魔法のようなケースはほぼ起こりません。
子どもの変化というものは、日々の泥臭い過ごし方の中で、
本当に少しずつ、グラデーションのように変わっていくものです。
アンビシャスに入塾してくる生徒も同じです。
最初からとんでもなく成績が良い子は、ほとんどいません。
「今のままでは志望校に届かないかもしれない」
という不安を抱えてやってくる子がほとんどです。
そして、塾に入ったからといって、
次の日からいきなり人が変わったように勉強ができるようにはなりません。
まずは効果の薄い自己流のやり方を引き算し、
「この問題はこう捉えて、こういう風にやってみよう」と、
少しずつ軌道修正していくための時間がどうしても必要になります。
入塾当初は、とにかくたくさん問題を間違えます。
そもそも「問題文の意味がわかっていない」というケースが非常に多いからです。
例えば数学の関数の問題で、「yをxの式で表せ」と聞かれたとします。
これは単に「答えを y = ○x+△の形にしなさい」と言っているだけなのですが、
この独特の「数学語」を自分の頭の中で解釈し直すことができず、
手が止まってしまう子がいます。
だからこそ、
「問題文はこういうことを言っているんだよ」
「こう聞かれているんだから、答えの書き方はこうならないとおかしいよね」と、
一つひとつの言葉の意味を翻訳し、
自分の中に落とし込んでいく地道な作業が必要になります。
こうした軌道修正を毎日コツコツと続けていくと、ある日、決定的な瞬間が訪れます。
分かりやすい例で言えば、学校の数学ワークです。
そこには基本の「A問題」と、応用の「B問題」が載っています。
いつもならどこかでつまずくはずが、ある日、A問題もB問題も自力で解け、
「1ページ丸ごと全部できた!」という瞬間がやってくるのです。
この「1ページ全部できた(AもBも自力で解けた)」という強烈な成功体験が、
子どもの考え方や気持ちを一気に「うわっ」と前向きに変えます。
ここで初めて、本人の内側から本当の意味での変化が起きるのです。
「できた!」と声に出す子もいれば、
声を出さず、静かに喜びを噛み締める子もいます。
これが、勉強にハマる瞬間です。
僕が「学習塾に通うなら、最低限ある程度の一定期間は必要だ」と本音で思っているのは、このためです。
数日や数週間で手っ取り早く思考をひっくり返す魔法はありません。
しかし、地道な修正を重ねてこの「1ページ全て丸になる瞬間」さえ迎えることができれば、そこからの成長スピードは別人のように早くなります。
「うちの子、志望校に届くんだろうか?」
気になったら、まずは無料の個別相談で話を聞かせてください。
約45分・完全個別。いきなり入塾を勧めることはありません。
「まずは気軽に質問したい」という方は、LINEでもどうぞ。

