「こんなに勉強してるのに、なんで点数が伸びないんだろう…」
こう思ってる中学生、正直めちゃくちゃ多いと思う。
君が今、その一人なら、まず伝えたいのは
君の「努力の方向性」が、ほんの少しズレてるだけかもしれない
ということ
そのズレを直すヒントは、
暗記と理解、どっちを重視すべきなのか?
これだ。そして、これはずっと論争のテーマになってきた内容なんだ。
この永遠の論争について、一つの結論を出したいと思う。
はい、結論。
暗記と理解、どっちが大事か、じゃない。
「どこまで暗記し、どこから理解するか」が大事。
これだ。
努力が伸びない原因の多くは、
・暗記すべき部分を理解で攻めている
・理解すべき部分を暗記でゴリ押ししている
この「ズレ」にあるんだ。
中学生の勉強にも、明確にこういう区分があると思うよ。
◎数学で点数が伸びない人の典型パターン
数学が伸びない人の多くは、次のパターンになっている。
【数学の間違い】全部を理解しようとして沼る
「なんでここで x が引けるの?」「なんでこうなるの?」
全て納得しないと不安で先に進めないパターン。
→結果、
時間が溶ける
根本的に難しい部分で行き詰まる
そして進まない
数学は「理解教科」のイメージがあるけど、そんなことはないんだ。
中学数学は、基礎計算・公式は暗記
応用は理解
こういう区分が大事なんだ。
◎英語で伸びない人の典型パターン
【英語の間違い】理解に頼らず、暗記ばかりする
単語カード、文法の例文、熟語…。
全部「丸暗記」しようとしてパンクするパターン。
→結果、
覚える量が多すぎて崩壊
テストで忘れて飛ぶ
応用がまったく効かない
英語は「暗記教科」のイメージがあるけど、そんなことはないんだ。
→英語は、単語・文法の基礎は暗記
文の仕組み・読解は理解
こう区切らないと絶対に伸びないんだ。
努力が伸びない原因は「暗記と理解のバランス」が崩れているから
人によって、このタイプは違うと思う。
◎タイプA:暗記ばかりで理解が薄い
テスト直前に詰め込むタイプ。
問題の「理由」が分かってないから、少し変化があると解けない。
→点数が安定しない
→応用ができない
→平均点前後で止まる
◎タイプB:理解ばかりで暗記が少ない
真面目で頭はいいのに点数が伸びないタイプ。
公式や語彙が定着していないから、テストで手が止まる。
→解けるはずの問題が解けない
→ケアレスミスが増える
→時間が足りない
どっちのタイプにも共通するのは
「努力の方向がズレている」こと。
中学生に必要なのは、次の流れだ。
① 暗記すべきところを決める(基礎)
・数学の公式
・英語の単語
・社会の用語
・理科の基本語
ここは「考えるな、覚えろ」の世界。 ここが曖昧だと何をやっても伸びない。
② 理解すべきところを決める(応用)
・文章題の解き方
・因果関係
・読解
・資料問題
ここは暗記では絶対に勝てない領域。ここが弱いと「基礎だけできる人」で止まるんだ。
③ 自分のタイプを知って、バランスを調整する
・暗記が多すぎ → 理解を増やす
・理解が多すぎ → 暗記を増やす
そう。体のバランスを整えるように。
ここができれば、成績は一気に変わる。
つまり、努力しても伸びないのは、才能の問題じゃないということ。
やり方の問題だ。これは断言できる。
どれだけ真面目に勉強しようが、
「暗記すべきゾーン」と「理解すべきゾーン」が曖昧だと、
努力は空回りしてしまう。
でも逆に、今日説明したように
暗記と理解の“境界線”を引けるようになると、 君の努力は一気に点数に変わる。
君の努力は、絶対ムダじゃない。ただ方向が少しズレていただけの話だ。
それを今日から修正できれば、
ここから伸びるよ。
本気で、伸びる。

