こんにちは。塾長です。
通塾生を見ていて、これは間違いなく言える
ということがあります。
それは、地頭なんて関係ないなぁ
ということです。
もちろん、世界に数名しかいないという様なレベルは先天性だと思いますよ。
でも、小6の時に本当に算数が苦手で入塾してきて、
私も「たしかに算数が苦手だなぁ」と思った生徒(現在高3)が
河合塾全統模試の志望校別順位で東北大の学部内順位1位を取ってきました。
小4の時に算数が苦手だとお父さんに連れてきてもらい入塾し、
私も「たしかにかなりつまづいているなぁ」と思った生徒(現在中3)が
学年8位を取ってきました。もう、一高を受験してもおかしくないレベルです。
こういうのを見ると
正直、きちんと勉強に取り組むことができれば、何とでもなるな。
きちんと取り組むことができれば、特別な方法なんていらないな
そう思うんです。そうすることのできる環境を整える事が、大人の役割なんだと思います。
ただ、うちの塾(塾長)は体育会系のノリが苦手ですので(笑)、みんなで一緒にやろうという感じではないです。とことんまで、自分と向き合っていく塾なので、自分で考えてみたいというタイプにすごく向いているでしょうね。淡々とやるべきことを進めていく塾です。
さて、この二人に共通している事
それは初歩的な問題をおろそかにしていないということです。
基礎を着々と固めていけるんです。
難しいレベルのテキストも欲しがりません。
基礎をきちんと固める事ができるものを好みます。
応用問題は、実は基礎の組み合わせですので、
こういうタイプの子の方が、結果的に難問を解けるようになるんです。
でも、「基礎を固めること」がなかなかできないんですよね。
実際、「基礎=簡単」ではありませんので、基礎を固める事は時間も労力も掛かるんですよね。ですので、90%くらいの生徒は、基礎がなあなあになっているんです。途中で適当になってしまっているんです。これ、間違いありません。
基礎固めには時間が掛かります。そのためには、一定レベルの学習時間が必要です。仮に中学生が本当に成績を上げるためには、週25時間は最低限必要だと思います。しかも、自分で問題演習などをやる時間で25時間です。「授業を受けるだけ」の時間は含まれません。こう考えると、相当ハードルが高いと感じるかもしれません。ただ、これは事実としてそうなので、ごまかすわけにはいきません。
でも、この基礎がバチーンと固まってしまえば、ギュイーンと成績が上がっていくんですよね。固まった基礎がガチンガチンと組み合わさっていって、ガコンガコンと積みあがっていくんですよね。
ここまで行けば、いろんなものが突き抜けるレベルになってきます。
今年も、こういうシーンを数多く再現していきたいと思います。