勉強する理由です。
これには、いろいろあると思うのですが、最終的に論理的な考え方ができるようになることかなぁと思っています。最近は、特に思うようになりました。
今では、中学生でもレポートを作成するようになりました。私自身は、高1で書いた物理のレポートが、人生初のレポートだったと思います。たぶんですよ。たぶん。
レポートっていざ書こうとするときに何が大変なのかというと、それまで、二項対立で書く事に慣れていないからなんだと思うんですよね。要は、自分の中で反対意見を戦わせた経験が圧倒的に足りないわけなんです。たぶんですよ。たぶん。
だから、最初のレポートはうまく書く事が出来ないんです。はい。自分自身の苦い経験から、この文章を書いています。ぜんぜん書けなかったんです・・・。大学でも最初はかなり苦労しましたね。感想文みたいな内容のレポートになっていたと思います。
このレポートから、論文につながっていくわけですよね。入試で小論文を課している大学があるのも、この論証していく能力が入学後に求められるからなんです。
レポートや論文は、自分の立場が決まっていたとしても、それに対する反対意見を必ず挙げる。その論拠となる参考文献もきちんと挙げる。きちんと引用として明示する。
このような力は、確実に勉強で身につける事ができます。そして、このような能力こそ、現代のような情報過多の時代に必要な力なんだと思うのです。反対意見も常に頭に入れておかないと、だまされてしまう時代だと強く感じるからです。
こんな複雑な社会において、単純な善悪二元論に陥らないためにも、常に反対意見を聞く癖をつけていきたいですね。それこそが勉強する理由のような気がします。