学習法・三分設計

問題集は何度も「書く」な。定着を加速させる「読み上げる」という引き算

問題集を何周も繰り返し解かせる時、現場でよく感じる疑問があります。

それは、「2周目以降も、ひたすらノートに答えを書き続けている生徒」が意外と多いということです。

英単語でも理科の用語でも、常に手を動かして書いていないと勉強にならないと思い込んでいる子がたくさんいます。

確かに「書く」という行為は、ノートが黒く埋まっていくので、いかにも「勉強した感」や達成感が出ます。

しかし、ただ1、2回書いたくらいで知識が定着することはありません。

問題集を繰り返す時、
僕は、
「1回目は書く。
2回目以降は『読み上げる』でいい」
と思っています。

そもそも、1周目にノートに書く最大の目的は、「今できているところ」と「できていないところ」を仕分けるためです。
その仕分けが終わった後の「定着させる」という段階において、毎回わざわざ書く必要はありません。

ここで「読み上げる(音読する)」という勉強法が非常に活きてきます。

メリットは明白です。

まず、手が疲れないので圧倒的に反復(繰り返すこと)が容易になります。
さらに、自分の声という「音」で覚えることができる。

そして何より、
「用語が正しく読めないということは、その意味も分かっていない証拠だ」と自分自身で気がつくことができる
からです。

これは数学の解き直しでも同じです。
間違えた問題をもう一度最初から最後までノートに書き写す必要はありません。
「これはこういうパターンの問題だから、こうやって解いていくはずだ」と頭の中で解法をイメージし、そのまま答えを見て確認すればいいのです。

その上で、「解法は合っていたけれど、ここの計算処理がちょっと不安だな」と思えば、その途中式の部分だけをピンポイントで手を動かして解いてみる。

「勉強=書くこと」という思い込みを引き算し、どうすれば効率よく頭に定着するかを工夫していく。

この「作業を減らして思考を増やす」というリアルなアプローチこそが、
本当に成績を上げていくための適切なやり方なのだと思います。

柔軟に考えてみましょう。

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