10月に入り、実力テストや白ゆりテストなどで、
「英語の長文読解で点が取れない」
と悩み始める中学生が一気に増える時期です。
普段の学校の授業を真面目に受けていれば、自動的に長文が読めるようになるかというと、実はそうではありません。
長文を攻略するためには、今の時期から「なんとなく読む」ことをやめ、プロセスをしっかり切り分けて対策していく必要があります。
1. まずは「短文」を正確に訳せるか(何となくの意訳はNG)
長文が読めない子に多いのが、知っている単語を拾って「なんとなくこういう意味だろう」と想像で意訳してしまうケースです。
長文読解の土台になるのは、教科書の各単元に載っているような「基本文(短文)」を、構造通りに正確に訳せる力です。
「この単語が目的語になっているから『〜を』と補って訳す」
「この熟語はこういう定型表現になる」といった、
文型(SVOCなど)の前提となるルールに則って、
一文を正確に日本語に変換できるかどうかという力です。
ここが曖昧なまま長文に突撃しても、途中で必ず迷子になります。
2. テストが終わった後の「全訳」が最強のトレーニング
そこでおすすめなのが、実力テストや白ゆりテスト、あるいは公立高校入試の過去問を使ったトレーニングです。
中学生のテストに出る英文は、はっきり言ってそこまでとんでもなく長いわけではありません。
だからこそ、「テストが終わった後に、英文を1個1個すべて自力で日本語に訳してみる」という作業が非常に効きます。これは、辞書を引いて大丈夫です。とにかく訳す。
もちろんテスト本番中にこんなことをやっていたら時間が足りませんが、復習の段階では必須です。
問題文の英語も含めて、すべてをノートに訳してみる。そして、模範解答に必ず載っている「全訳」と照らし合わせて、自分の訳が正確に合っているかを確認します。
3. 「日本語になれば解けるのか?」で原因を切り分ける
英文と設問をすべて日本語に訳し終えたら、ここからが一番重要な「原因の切り分け」です。
「全部が日本語になった状態なら、その問題に正解できるか?」を試してみてください。
ここでの結果によって、今後やるべき勉強が全く変わってきます。
-
パターンA:日本語なら正解できる場合 この場合、文章の読み方や論理的思考に問題はありません。点数が取れない原因はシンプルに「語彙力の不足」です。単語や熟語の意味を知らなかったから読めなかっただけなので、やるべきことは「単語帳を固めること」に尽きます。
-
パターンB:日本語に訳しても正解できない場合 これは少し厄介です。なぜなら、原因は英語力ではなく「答えの探し方(回答の技術や国語力)」にあるからです。「本文のどこを見れば答えの根拠が落ちているのか」「どうやって記述をまとめるのか」という、回答のプロセス自体を身につけていく訓練が必要になります。
漠然とした不安を「引き算」する
ただ「英語の長文が苦手だ」と漠然と悩んでいても、解決策は見えません。
まずは短文を正確に訳す。
テストの長文を全訳してみる。
そして「語彙が足りないのか」「答え方が分からないのか」を切り分ける。
こうして自分の現在地をクリアにすることで、「じゃあ今週はこの単語を覚えよう」という具体的な行動に落とし込むことができます。
焦りが出やすいこの時期だからこそ、自分の課題を冷静に切り分けていくアプローチがとても大切です。
「うちの子、志望校に届くんだろうか?」
気になったら、まずは無料の個別相談で話を聞かせてください。
約45分・完全個別。いきなり入塾を勧めることはありません。
「まずは気軽に質問したい」という方は、LINEでもどうぞ。

