塾長コラム

情報交換もやりすぎは良くない

子育てにおける「情報交換」。
ある程度は必要な場面もあるかもしれませんが、
そこから得られる情報に「ありのままの真実」など存在しません。

なぜなら、人が発信する言葉には必ず何らかの「フィルター」がかかっているからです。

見栄を張って少し誇張する人もいれば、
波風を立てないようにわざと自分や子どもを卑下して見せる人もいます。

100%率直で、何の意図も含まれない純粋な事実だけを語る人など、
ほぼいないのが現実です。

さらに言えば、
情報は「受け取る側がどう解釈するか」によっていかようにも形を変えます。
情報そのものに絶対的な真実はないんです。

だからこそ、他人の言葉や「よそ様の子ども」を、自分の子育ての評価基準にしてはいけません。

耳に入ってくる他人の話は、基本的にその家庭の「ハイライト(良いところ)」ばかりです。

どこの家庭にも必ずあるはずの泥臭い問題や生々しい悩みは、決して外には出てきません。
そんな偏ったノイズと自分のリアルな日常を比べて一喜一憂するのは、
あまりにも無意味な気がしませんか?

大切なのは、情報に振り回されることではなく、
「目の前にいる我が子を見て、自分自身がどう思うか」
ということです。

「情報を意図的に遮断する(引き算する)」というアプローチをしましょう。

最初は気になってしまうかもしれませんが、
周りの声を意識的にシャットアウトしていくと、
他人のノイズに邪魔されることなく、
自分にとって一番身近な世界の「本当の姿」と対峙できるようになります。

もちろん、それも結局は自分自身の解釈に過ぎないのかもしれません。

しかし、他人の見栄や卑下を通した虚像に振り回されるよりは、
遥かに健全で地に足がついています。

余計な情報を引き算し、目の前の自分の世界だけに焦点を合わせる。
そのスタンスを貫くことで、
子育てや教育に対する考え方はもっとシンプルに、
そしてずっと楽なものに変わっていくはずです。

情報を少し遮断しましょう。

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