昨日の教室での出来事。
いつも通り勉強に来ていた中3生の子の様子を見ていると、
どうにも集中しきれていない様子でした。
原因はすぐに分かりました。
シャーペンの芯がポキポキと折れ、
その度に「あーもう!」とリズムが崩れていたんです。
そこで僕は、彼にこう声をかけました。
「提出物じゃないなら、黒のボールペンでやればいいやん?」
彼とはもう長い付き合いです。
僕がアドバイスをすると「とりあえずやってみるか」と
素直に動ける信頼関係ができているので、
すぐに「黒ボールペンあったかな…あ、あった!」と筆箱から取り出して、
そのまま勉強を再開しました。
しばらくして、彼の席がやたらと静かだなと思い様子を見ると……めちゃくちゃ勉強が捗っていました笑
同じ時間で、普段の3倍くらいの量の問題を進めていたのです。
本人も「いや、もうこれ毎日やりますわ!」と、その効果にすっかり感動していました。
ボールペン学習法が最強である理由
なぜ、シャーペンからボールペンに変えただけで、ここまで劇的にスピードが上がったのでしょうか?
理由は大きく2つあります。
1. 「消す」という無駄な作業(ノイズ)が消える
ボールペンの最大のメリットは、消しゴムが使えないことです。
計算を間違えたり、書き損じたりした時、消しゴムでゴシゴシ消して、出た消しカスをササッと払う。
実はこの小さな動作が、せっかく乗ってきた脳の集中力をブツッと切る最大のノイズになっています。
ボールペンなら、間違えたら二重線を引いて、すぐ隣に次の答えを書くだけ。
この「止まらないリズム」が、圧倒的なスピードを生み出します。
2. 「自分がどこで間違えたか」のプロセスが残る
これが最も重要なポイントです。 消しゴムで綺麗に消してしまうと、「自分がどんな思考をして、どこでミスをしたのか」という貴重なエラーデータがすべて消滅してしまいます。
二重線で残った間違った計算式は、「等身大の自分の弱点」そのものです。
それを残すことで、後から見返した時に
「あ、自分はいつもここで符号を間違えるな」と分析ができるようになります。
「ノートは綺麗に書くもの」という完璧主義を引き算する
学校では「ノートは綺麗にとりなさい」と指導されるため、多くの子が「間違ったところは綺麗に消さなきゃ」という完璧主義のノイズに縛られています。
しかし、受験勉強においてノートは「誰かに見せるための作品」ではなく、「自分の脳に汗をかかせるための単なるツール」です。
綺麗さなんて必要ありません。
中3のこの時期に「ボールペンでガシガシ書き殴り、間違えたら二重線で突き進む」というスタイルを身につければ、
高校に進学してからの膨大な課題や勉強にもそのまま通用する最強の武器になります。
(僕自身も、高校時代の勉強はすべて黒のボールペン1本でやっていました)
「集中できない」と悩んでいる人は、ぜひ今日からシャーペンと消しゴムを「引き算」して、ボールペン1本で机に向かってみてください。
驚くほど勉強が捗るはずです。
「うちの子、志望校に届くんだろうか?」
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