答案は「自分をアピール」する文書。それを知っている子だけが、点を取れる。
数学の答案を見ていると、すぐわかることがある。
証明で根拠を書いていない。文章題で「何をxに置いたか」を書いていない。式だけ、答えだけ、ぽつんと書いてある。
お子さんの答案、一度見てみてほしい。心当たりがある方は、けっこう多いんじゃないかと思う。
答案って、何のために書くんだろう。
「問題を解くため」
違う。
答案は、採点者に向けて書くものだ。
もっとはっきり言おう。
答案とは、「自分がこの問題をきちんと理解していますよ」と採点者にアピールするための文書だ。
だから、答案を書くときの頭の中はこうあるべきなんだ。
「僕はわかってますよ。根拠はこれですよね?」
「きちんと理解してます。こういうことを書かせたいんですよね?」
この姿勢で書かれた答案と、式と答えだけ書いた答案。
採点者の目にはまったく違って映る。
そして、入試ではその差がそのまま点数になる。
証明に根拠がない、ということは何を意味するのか?
証明問題で「∠ABC=∠DEF」と書いて、なぜそう言えるかを書かない子がいる。
採点者の立場で考えてほしい。
根拠がなければ、「この子がなぜそう言えるのかわかっているのか、たまたま書いたのか、判断できない」となる。
わからない以上、点はあげられないんだ。
根拠を書くのは、「私はこの理由でそう言えると理解しています」と伝えるためだ。
お子さんが「わかってる」のに点が取れていないとしたら、この「伝える」部分が抜けている可能性が高い。
文章題で「x=」と書き始める子も同じだ。
「学校から駅までの距離をxkmとする」「生徒の人数をx人とする」
この一行がないと、採点者はxが何を指しているかわからない。
式が合っていても、何を求めようとしているのかが伝わらなければ、答案としては不完全だ。
わかっていることを、伝えなければ意味がない。これが答案というものの本質だ。
昨日、中2の一人にこの話をした。
答案を見せてもらったら、式と答えだけがぽつんと並んでいた。
「これ、採点者に何も伝わってないよ。」と話した。
答案は自分のメモじゃない。
採点者へのアピール文書だ、と。
次の問題を解いてもらったら、答案ががらりと変わった。
根拠が書いてある。
何をxに置いたか書いてある。
読むだけで、この子が問題を理解していることが伝わる答案になっていた。
本人も「なんか、ちゃんと書けた気がする」と言っていた。
答案の書き方を変えるだけで、同じ理解度でも点数は変わる。
逆に言えば、今すぐ変えられるということでもある。
保護者の方へ
お子さんに「答案は採点者へのアピール文書だ」と伝えてみてください。
それだけで、明日の宿題の答案が変わるかもしれません。
そしてもし、「うちの子の答案、一度見てもらいたい」と思った方は、
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