保護者向け

「とりあえず岩大」は甘すぎる。岩大の「本当のレベル」と圧倒的な価値について

面談をしていると、生徒や保護者の方から結構こういう言葉を聞くんですよね。

「県外に出るのも大変だし、最悪でも地元の岩大には入ってほしいです」
「普通に頑張っていれば、岩大くらいには行けますよね?」

地元にあって身近だからこそ、無意識のうちにハードルを下げて「いざとなれば行けるだろう」と錯覚してしまう。
これ、地方の進学事情あるあるかなと思います。

でも、はっきり言わせてもらうと、
「とりあえず岩大」っていう考えは、あまりにも甘いです。

岩大は、決して「普通にしていれば誰でも行ける近所の大学」なんかじゃありません。
同年代の限られた上位層が、3年間の努力を続けてようやく掴み取る、非常にタフで圧倒的な価値を持つ目標です。

「学年150人のトップ20」がスタートライン

じゃあ、具体的にどれくらいのレベルの子が岩大に合格しているのか、少しリアルな数字を出してみますね。

もし中学校の1学年が150人だった場合、
岩大を目指すなら「常に学年トップ20」に入っていること。
これが最初の目安になります。

この層が、一高・三高・四高・北高へ進んでいきます。
じゃあ、進学校に入れば安心なのでしょうか?
もちろん、そんなことはありません。

例えば、岩大への合格者が最も多い三高(1学年約280人中60人前後が岩大へ現役合格)の場合。
学年の最上位層は、東北大や北海道大、あるいは県外の難関国立大へと抜けていきます。
岩大へ現役で進むのは、それに次ぐ「学年30位〜100位」の生徒たちです。

つまり、中学時代に学年トップ20に入って進学校の切符を掴んだ後、
周りが優秀な同級生ばかりになった高校3年間で、
「上位35%だった人間」が、岩大の席に座ることができるっていうことなんですよね。

「とりあえず」で届くほど甘い世界じゃないですよね。

ひらめきはいらない。必要なのは「堅実さ」

ここまで言うと、「やっぱり一部の頭のいい子しか行けないんだ・・・」って思うかもしれませんが、それも違います。

岩大の入試問題に、誰も解けないような奇問や難問は出ません。
教科書レベルの基礎から標準問題を、いかに穴なく確実に正解できるかどうかの勝負です。

ここで一番の壁になるのが「国公立大の5教科7科目」という重圧です。
私立みたいに得意な3教科に絞ることはできない。

数学が苦手でも投げ出さず、理科や社会の膨大な暗記をコツコツこなし、
共通テスト本番で全科目のトータル6〜7割を確実にもぎ取る。

岩大に受かる子に共通しているのは、
「全体を底上げする泥臭い努力ができる」っていうこと。
要は「堅実さ」なんです。

だからこそ、岩大には圧倒的な価値がある

そして、この「やり抜く堅実さ」こそが、岩大の圧倒的な強さの理由だと思っています。
県内の優良企業や公務員採用において、岩大ブランドは絶大な信頼を誇ります。
「就職に強い」と言われますが、それは単に大学名じゃないんです。

採用する側の大人はちゃんと分かってるんですよね。
岩大生が「5教科7科目の重圧から逃げずにやり抜く、確かな遂行能力を持った優秀な人材」だっていうことを。

社会に出てから一番求められる「当たり前のことを当たり前にやり抜く力」を証明するパスポートだからこそ、岩大合格には本当の価値があるんです。

岩大は、決して手が届かない大学ではありません。
でも、高校生になってから慌てて準備して間に合うほど軽くもない。

だからこそ、中学の今のうちから「やったつもり」の甘い基準を捨てて、
自分の頭で考えて泥臭く手を動かす習慣をつけておくこと。

それが、数年後にあの席に座るための第一歩かなと思っています。

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