400点の壁を超えられないなら、何かがずれている
少し、正直な話をさせてください。
中学校の授業にきちんと出席していて、それでも定期テストの5教科合計で400点を取ったことがない。そういうお子さんがいるとしたら、自力で成績を上げていくのは、ほぼ不可能だと思っています。
厳しい言い方に聞こえるかもしれません。でも、これは10年以上この仕事をしてきた中で、確信していることです。
なぜそう言えるのか
授業にきちんと出ていれば、教科書の内容は一通り耳に入っています。
先生の説明も聞いています。板書もノートに写しています。
それでも400点に届かないということは、「聞く」ことと「身につける」ことの間に、大きな溝があるということです。
その溝は、本人の努力だけでは埋まりにくい。
なぜなら、どこに溝があるのか、本人には見えていないからです。
「もっと頑張れば上がるはず」と思っていませんか
頑張り方が合っていれば、上がります。
でも、ずれたまま頑張っても、結果は変わりません。
むしろ、頑張っても上がらない経験が積み重なると、「自分はどうせ無理だ」という気持ちが育っていきます。
これが最も恐ろしいことです。
400点というのは、特別高い基準ではありません
5教科で平均80点。それが400点です。
授業の内容をきちんと身につけていれば、到達できる点数です。
裏を返せば、そこに届いていないということは、授業で扱った内容のどこかが、確実に抜け落ちているということです。
その抜け落ちた場所を見つけて、埋めていく。それが必要なことです。
でも、その作業を一人でやるのは難しい。
どこが抜けているかを、自分では判断できないからです。
こういうとき、必要なのは「誰かの目」です
その子の答案を見て、どこでつまずいているかを把握できる人。
その子に合った順番で、抜けている部分を埋めていける人。
そして、ずれた頑張り方を正しい方向に修正してあげられる人。
自力で成績を上げていくのが難しい状態にあるなら、そういう存在が必要です。
「うちの子はまだ本気を出していないだけ」
この言葉を、これまで何度も聞いてきました。
本気を出せば変わる子もいます。
でも、本気の出し方がわからない子には、本気を出しても結果は変わりません。どこに向かって本気を出せばいいのか、それがわかっていないからです。
400点の壁を超えられないでいるなら、一度立ち止まって考えてほしいのです。
頑張り方が、合っているかどうかを。
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