塾長コラム

高校選びは環境選び|でも その環境を活かせるかどうかは中学生のうちに決まります

進学校に入れば 安心というわけではありません

「進学校に入れれば あとは学校が面倒を見てくれる」

そう思っている保護者の方が います

でも 進学校の実態を知っておいてほしいんです

高校選びは 環境選びです

進学校に入ると 周りが勉強する生徒ばかりになります

これは 大きなメリットです

周りが当たり前に勉強していると 自分も勉強するのが当たり前になる
環境が 行動を作ります

この点は 間違いありません

でも 先生が特別上手いわけではありません

進学校の先生が 特別に教え方が上手いかというと そうとは限りません

むしろ 進学校の授業は「この生徒たちは自分でも勉強するだろう」という前提で進むことが多いんです

授業のスピードは速い
説明は最低限のことだけ
あとは自分でやってください という空気になりやすい

悪く言えば 生徒任せです

授業についていけない子が出ても 丁寧に拾い上げてくれる仕組みが 必ずしもあるわけではない

進学校には 3つの「実態」があります

①「生徒が賢い前提」で授業が進む

「このくらいは知っているはず」と 細かい説明が省略されることがあります

先生によっては 自分の専門への興味が強すぎて 難解すぎる内容に走ってしまうこともある

気を抜いた瞬間に 一気に置いていかれる
これが「進学校の罠」です

入学時は上位にいた子が 高1の途中から急に下位に沈む
こういうことが 進学校では珍しくありません

②先生は授業だけをしているわけではありません

公立高校の先生は 授業以外にも 部活の顧問 校務 行事の準備と 本当に多忙です

塾や予備校のプロ講師と違って 授業の準備や教材研究だけに時間を使えるわけではありません

これは 先生個人の問題ではなく 構造的な問題です

だから 先生が悪いわけでも 学校が悪いわけでもない
でも 現実として 授業のクオリティには限界があります

③カリキュラムが受験に間に合わないことがある

公立高校では 高3の秋になっても 全ての授業が終わっていないことがあります

私立の中高一貫校のように 先取り学習ができないため どうしても進度が遅くなる

その分 自分で演習する時間が必要になります

だからこそ 進学校の優秀層も 早い段階から塾や予備校を使うのが 実は標準になっています

自分で動ける子だけが 環境を活かせる

進学校に入って伸びる子と 伸び悩む子の違いは 一つです

自分で動けるかどうか

分からなかったところを 自分で調べる
テストに向けて 自分で計画を立てる
授業の予習復習を 言われなくてもやる

この自主性がある子は 進学校でぐんぐん伸びます

逆に 「言われたことをやる」だけの子は 進学校に入っても止まってしまいます

なぜなら 進学校では「言ってくれる人」が 中学ほど手厚くないからです

高校に 過剰な期待はしないでください

進学校は 素晴らしい環境です

でも 入れば何とかしてもらえる場所ではありません

その環境を活かせるかどうかは お子さん自身の自主性にかかっています

高校選びは 環境選びです
でも 選んだ環境を活かす力は 中学生のうちに育てておく必要があります

進学校の実態を知った上で 中学生のうちに何を準備するかを考えてみてください

この考え方の全体像はアンビシャスの考え方に書いています
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