南大通校

ぼくは勉強ができない

「ぼくは勉強ができない」は、山田詠美の小説だ

ちなみに、山田詠美の小説では、「トラッシュ」が一番好きだった

学生時代

小説では、「トラッシュ」

映画では、「グッド・ウィル・ハンティング」

が好きだった

この2つの作品から学んだのは

人間はきちんと気持ちをぶつけ合った方が良い

ということだった

さて

ぼくは勉強ができない

である

ここからは小説の内容なんて全く関係ない

時田秀美は出てこない

僕(塾長)は勉強ができなかった

小2では、社会(当時は低学年でも理科社会だった)で25点を取った

もちろん100点満点だ

小2で25点は、なかなかいないと思う

高1では、今で言う物理基礎で0点を取った

のび太くんの気持ちが痛いほど分かった

今でもわかる

こんな僕だけど

高校入試には間に合い

大学入試にも間に合った

どちらの受験も、希望した学校に合格することができた

小学校の時は小数の計算が苦手だった

小数点の打ち方が本当に苦手だった

間違いが少なかったのは掛け算くらいだろうか

小数第三位くらいになってくると、とにかく計算したくなくなったんだ

計算を間違えてばかりで、問題集の丸つけなんてしたくなかったんだ

でも、中学数学はできるようになった

3.14という小数第ニ位まである数が

πに置き換えられて、格段に計算が楽になったんだ

本当に驚いた

中学数学は小数をあまり使わないんだ

嫌いじゃなくなったら、なぜか数学は学年一位になった

思ったんだ

物事というのは、全てを積み上げることが必要なわけじゃないんだと

実は、小学校の算数を完全に理解する必要なんてない

そうじゃないと、僕が数学で学年一位になった理由がよく分からなくなっちゃうよね

人間は成長するに従って、発達していく

その発達段階には個人差があって、物事を理解できるようになるタイミングも個人個人で異なるようだ

実は、小、中、高と上がっていくにつれて得意教科も変わるんだ

僕もそうだった

中学まで国語と英語は得意ではなかった

あまり理屈っぽくなかったんだ

でも、高校に入ってから、何だか分かるようになった

高校の先生の教え方が良かった、とかではない

分かるようになるタイミングが来るんだ

もちろん勉強していなければ、そんな日は来ないよ

こう考えてみると

小学生の段階で、この子は文系だ理系だみたいな話は

意味ないんだ

例えば、Aくんという子がいた

彼は、中学では数学が苦手だった

だから、公立高校入試の数学は50点しか取れなかったけど、

他の教科でカバーして四高に入った

彼は、高2の時には四高の理系でトップになった

もちろん数学は学年一位だ

Bさんという子がいた

算数が苦手すぎて、自分で塾に行きたいと言って小4の終わりに入塾した

確かに、入塾当初は大変そうだった

それでも、彼女は、中学に入ると学年10位以内の常連になった

高校入試では、一高と四高で迷って四高に入学した

あんなに算数が苦手だったBさんが高校では理系に進み、化学と生物が得意科目になり、学年でも上位になった

元からできる子なんていない

できるようになるスピードの早い遅いはあるだろう

でも、小さい頃に苦労した子の方が

大輪の花を咲かせる可能性は高いように感じる

共通しているのは諦めなかったことだ

大器晩成とはよく言ったものだ

本当にそう感じるんだ

 

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