保護者向け

「頭のいい子は元々違う」という錯覚。中3の夏、100点上の同級生から受けた衝撃

自分をどういう環境に置くかで、人間の「当たり前の基準」は大きく変わるという話をします。

僕が中学3年生の時に短期間で爆発的に成績を上げた背景には、
まさにこの「環境設定」による強烈な体験があったんです。

中3の夏まで、僕は勉強よりも柔道にどっぷり浸かっていました。

周りの同級生が週3回塾に通うように、僕は週3回、夜に盛岡市立武道館へ通い、大人に混ざって柔道の稽古をするような生活です。

まあ、柔道の塾に通っていたようなもんです笑

そのような生活をする中、
7月の県中総体が終わり、いざ受験勉強といっても何をすればいいか分からず、
母に頼んで当時の盛岡では3番目に大きい塾(○○大進学会)の夏期講習に行かせてもらいました。塾を選んだのは、母です。

その夏期講習でたまたま隣の席になったのが、附属中3年のHさんでした。

講習の事前に行われた実力テスト(500点満点)で、彼女は僕よりも100点以上高い点数を叩き出していました。

当時の僕は、
「勉強ができる子は元々頭の作りが違うんだ」
「住む世界が違うんだ」と本気で思い込んでいました。

しかし、休み時間にHさんと話をして、その錯覚は完全に打ち砕かれました。
僕が「これくらいやれば目一杯だろう」と思っていた勉強時間の、
なんと3倍近い量をHさんは当たり前のようにこなしていたのです。

「あれ? もしかして、成績がいい子は元々頭がいいんじゃなくて、単に自分よりも勉強しているから成績がいいだけなのでは?」

この事実に気づけたことが、僕にとって最大の転機になりました。
自分の「努力の基準」がいかに低く、甘かったかを、
自分より100点上の人間が隣にいるという「環境」が教えてくれたのです。

そこからの僕の行動はシンプルでした。

集団授業のテキストは難しすぎて、予習の段階ではほとんど不正解。
だからこそ、朝9時から午後3時まで塾で授業を全力で受けてメモを取りまくり、
家に帰ってからは「今までにない勉強時間」を確保して、
ひたすらそのテキストの復習だけを泥臭くやり込みました。

魔法のような勉強法に出会ったから成績が爆発したわけではありません。
「本当の基準」を知り、自分の中の勝手な限界(錯覚)をぶち壊し、復習に振り切ったからこそ、成績は急上昇したんです。

結果として、僕はHさんと同じ高校に進学するんですから、人生は面白いですよね。

環境設定の本当の価値は、便利な情報を得ることではなく、「自分の低い基準を破壊すること」にあるんだと思います。

そして、この環境設定は、少なくとも、中学生までは親御さんにしかできないことなんです。

だからこそ、本当に、母には感謝しています。

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