「書かなきゃ覚えられない」は本当か
「何回も書いて覚えなさい」
お子さんに こう言ったことありませんか?
英単語を10回書く
漢字をノート1ページ分書く
社会の用語をひたすら書く
確かに 手を動かして書くのは記憶の助けにはなるんです
ただ 一つ聞いてもいいですか?
お子さん 書いた後に 本当に覚えてますか?
書いただけで満足してませんか
「今日は英単語50個書いた」
ノートを見れば 確かに50個並んでる
手も疲れてる
頑張った感じもある
でも ノートを閉じた後に その50個のうち何個を正確に書けるか 確認してる子って ほとんどいないんです
書くっていうのは「インプット」なんですよね
頭に入れようとする行為
でも 実際に入ったかどうかは「アウトプット」で確認しなきゃ分からない
書くだけで終わるのって 荷物を送ったつもりで伝票だけ書いてるようなものなんです
届いたかどうかを確認してない
測定しなきゃ 何も分からないんです
覚えたかどうかを知る方法は 一つしかありません
テストすることです
50個の単語を書いた後に ノートを閉じて 日本語だけ見て英語を書いてみる
あるいは英語だけ見て意味を答えてみる
何も見ずに 自分の力だけで
ここで正解できた単語は 覚えてます
間違えた単語は まだ覚えてません
書いた回数は関係ないんです
テストの結果だけが事実です
10回書いても覚えてない単語ってあるんですよ
逆に 3回しか書いてないのに覚えてる単語もある
覚えるのに必要な回数は 単語によっても人によっても違います
だから 回数で管理するんじゃなくて「覚えたかどうか」で管理する方が確実なんです
正しい流れは「書く→テスト→書き直す」
書くこと自体を否定してるわけじゃないんです
手を動かして書くのは 記憶の有効な手段の一つです
問題は「書く」の後に「テスト」がないこと
正しい流れはこうです
まず書いて覚えようとする
次に 何も見ずに自分でテストする
間違えたものだけ もう一度書く
またテストする
全部正解するまで繰り返す
この「書く→テスト→書き直す」のサイクルが回っていれば 書く行為はちゃんと意味を持ちます
テストが抜けた状態で書いてるだけなら それはただの作業なんですよね
ワークの解き直しも同じ構造です
解いて 丸つけ(テスト)して 間違えた問題を解き直す
丸つけを飛ばして解くだけだと 何が定着して何が定着してないか分からないまま進んでしまう
この話は赤ペンで解き直す子はなぜ伸びないのかにも書きました
「頑張った感」に騙されないでほしいんです
ノートがびっしり埋まってる
手が疲れた
1時間も机に向かった
これ 全部「頑張った感」なんです
頑張った感と 実際に覚えたかどうかは 別の話です
1時間書き続けて10個しか覚えてないのと
30分で書いてテストして20個覚えたのでは
後者の方が成果は大きいですよね
勉強の成果は かけた時間じゃなく「×が○に変わった数」で測るべきなんです
基礎を「見た瞬間に答えられる」状態まで仕上げることの意味は 頭がいい子ほど実は全部を考えていないにも書きました
書く回数じゃなくて テストで正解できるかどうか
そこだけを見てあげてください
お子さんがノートに何度も単語を書いている姿を見て 「頑張ってるな」って安心しますよね
でも もしかすると書いてるだけで確認してないかもしれません
それはお子さんが悪いんじゃなくて 「書いた後にテストする」っていう習慣を 誰からも教わっていないだけなんです
「書き終わったら 一回自分でテストしてみたら?」
この一言を加えてあげるだけで 同じ勉強時間の成果が変わります
勉強のやり方で気になることがあれば お気軽にご相談ください
「勉強しなさい」と言い続けることに疲れたら 勉強のことは私たちに任せてください
この考え方の全体像はアンビシャスの考え方に書いています
お子さんの今の学力で志望校にどのくらい届いているかは 志望校判定ツールで確認できます
「うちの子、志望校に届くんだろうか」
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