前回の「文系は入ってから進路を決めればいい」という本質を踏まえると、高校生が直面する「指定校推薦」の悩みについても、一つの答えが出ます。
自分がどうしても行きたい第一志望の大学への指定校推薦の話が来たとします。
しかし、それは「自分がもともと希望していた学部」ではありませんでした。
この場合、どうするべきでしょうか?
僕の結論は、「迷わずその枠を使って、行きたい大学へ行くべき」というものです。
理由は極めてシンプルです。
特に文系であれば「大学に入ってからやりたいことを見つける」というスタンスで全く問題ないからです。
多くの高校生や保護者は、「学部で何を学ぶか(やりたいこと)」にこだわります。
しかし大学生活においてそれ以上に重要で、その後の人生を大きく左右するのは、
「どの大学の環境に飛び込むか」ということです。
自分が「行きたい」と思える大学には、それに見合った学力や志を持つ学生が集まり、
教授陣や、社会で活躍するOB・OGのネットワークが存在します。
特定の学問を学ぶことよりも、この「環境(コミュニティ)」の中に身を置き、
そこで揉まれること自体が、社会に出てから計り知れないほど有効に働くケースが非常に多いのです。
「本当は経済学部に行きたいから、文学部の指定校推薦は蹴って一般入試で受ける」といった、学部のこだわりに固執するのは、大学という場所がもたらす本質的な価値を見誤っています。
特に文系であるならば、学部の名前に縛られてチャンスを逃す必要はありません。
まずは確実な切符を手に入れて、「一番行きたい大学の環境」に飛び込んでしまう。
そして、その環境の中で、4年間かけて自分の道を探せばいい。
それもまた、現実的な戦略なのです。
そもそも、学部を選ぶ理由を無理やり絞り出しているのが、大半の高校生の現状だと思います。だったら、「学部を選ぶ必要はないんじゃないか?」というのが僕の意見です。
行きたい大学が決まっていれば、それでいいじゃないですか。
「うちの子、志望校に届くんだろうか?」
気になったら、まずは無料の個別相談で話を聞かせてください。
約45分・完全個別。いきなり入塾を勧めることはありません。
「まずは気軽に質問したい」という方は、LINEでもどうぞ。

