こんにちは。塾長です。
高校受験生も大学受験生も、ここからのシーズンは模試の嵐ですよね。そんな中、定期テストも行われますのでテストが終わったら、またテスト、またまたテスト・・・
こんな感じになると思います。
正直、何を優先すべきか分からなくなるのではないでしょうか?
では、こういう時は、どうするべきなのでしょうか?
もちろん各自が置かれた状況にもよるのですが、中学3年生と高校3年生では、まったく対応が違うと考えます。
中学3年生の場合、よほど余裕があるのでなければ、定期テストの勉強に集中してみましょう。これは、逆転合格を目指す子ほどそうあるべきだと思っています。なぜならば、定期テストのような狭い範囲で「仕上げる」という感覚をつかみたいからです。例えば、持ち点である内申点が低いから、入試本番では430点を取って盛岡三高に逆転合格したいというD君がいるとします。こういう生徒は、おそらく今までの定期テストでは、そこまでの高得点を取った経験がない場合が多いと思います。ですので、きちんと範囲が決まった定期テストを頑張って、きっちり430点を取ってみるんです。そうすると、430点という点数の感覚を掴めてきます。この得点の感覚が入試本番にも繋がってきますし、受験勉強でも入試本番でどんな状態に仕上がっていればよいのかが分かってきます。
一番良くないのは、受験勉強も定期テスト勉強も中途半端になってしまうことです。それだけは避けるようにしましょう。
高校3年生の場合は、受験勉強を優先すべきです。もちろんベースは模試の結果に置くべきだと思いますが、大事なことは模試の結果にとらわれすぎないことです。模試のための勉強とか意味不明なことはやめましょう。模試の復習はきちんと行うべきですが、模試はあくまで模試です。受験生全般に向けて作っていますので、万能なわけではありません。ですので、結果を受験勉強に活かしていく事を優先しましょう。あくまで、ゴールは第一志望校に合格することに置くのです。そのために、今やるべきことを考えましょう。
毎年、模試がE判定でも第一志望の大学に合格する人が一定数いるのは、大学受験というものの本質を表していると思います。そうです。大学受験の最終的な基準は模試ではないのです。だからこそ、最後まであきらめてはいけないんです。
大学受験は「憧れ」だけじゃだめなんです。きちんと追いかけましょう。
憧れは理解から最も遠い感情なんですから(by藍染惣右介)。