「基礎はできるけど応用ができない」という場合に考えられること
入塾の問い合わせをいただく中で、「基礎はできているけれど、応用ができない」という相談をよくいただく。
多くの人がこのように感じているかもしれないけれど、僕は、これには少し誤解が含まれているように感じるんだ。
はっきり言うと、「応用ができない」というのは、
「基礎ができていると思っているけれど、実は基礎が身についていない」
というケースがほとんどなんだよね。
では、なぜこのようなことが起こるのだろうか？
いくつか理由を挙げてみよう。
1. 基礎と応用は切り離せない
まず、基礎と応用は切り離せないものなんだ。
基本問題ができるようになるということは、「応用力の基盤」を作っているとも言える。
例えば、数学で言うと、基礎的な計算問題（足し算や掛け算、因数分解など）ができることが、難しい問題を解く力の土台になる。
この基礎が不安定なままで、「応用問題に挑戦したい」と思っても、必ずつまずくポイントが出て来ちゃうんだよね。
「基礎ができている」と感じている場合でも、実際には「ちょっとした計算ミス」があったり、「公式の使い方」が曖昧だったりする。
これらの小さな誤解や誤りが積み重なって、実は大きな「理解のズレ」になっていることが多いんだ。
2. 基礎力の見極め方
多くの生徒は、定期テストの直前に焦って「基礎は大丈夫だ」と思い込むことがよくある。
しかし、基本問題を解けることと、「その問題を完全に理解していること」は同義ではない。
例えば、算数や数学の計算問題で、「答えが合っているから大丈夫」と考えることが多いかもしれないが、その答えに至る過程や理由が分かっていなければ、応用問題に進んだときに途端に難しく感じてしまうんだ。これ、すごく多いよね。
だからこそ、ただ答えを出すだけではなく、その問題をどう解くのか、なぜその解き方になるのかを理解しておくことが、本当の意味で「基礎ができている」ことにつながるんだ。
3. 基礎を徹底的に復習することの大切さ
「基礎はできているけれど応用ができない」という場合、基礎的な内容をしっかりと繰り返し練習する時間が不足している可能性がある。
基本問題は「簡単だから」と言って軽視するのではなく、むしろ繰り返し解くことで理解が深まっていくものなんだ。
基礎問題を何度も繰り返し解くことで、応用問題に必要な力が養われていくんだよね。
「基礎ができている」と感じている部分が、実はまだまだ不完全であることが多いということを認識し、もう一度基礎から確認することが、応用力を高めるための第一歩だと考えて欲しい。
4. 適切な指導とサポートが重要
「基礎ができているけれど、応用ができない」という悩みを持つ生徒には、適切な指導が必要だと思う。
具体的には、基礎問題を再確認し、そこに潜む理解のズレを丁寧に修正していくことが重要だということ。
その後で、少しずつ応用問題に進んでいけば、応用力が自然と身についていくからね。
このような悩みを持つ生徒にとっては、単に問題を解くだけではなく、解答の過程や解法の考え方をしっかりと理解し、自分で「なぜこのように解くのか」を説明できるようにすることがポイントなんだ。
理解の深さをしっかりと確認しながら進めることで、応用力が飛躍的に向上する。
だから、それを導ける指導者がいたら、確実に伸びていくだろうね。
5. まとめ
「基礎はできているけれど応用ができない」と感じる場合、実は基礎が不十分である可能性が高い。
基礎問題をしっかり解けるようにすることが、応用問題に進むための第一歩。
そのためには、解答の過程や理由をきちんと理解し、問題に取り組む姿勢が重要なんだ。
このような悩みを感じている場合は、ぜひ一度、基礎から見直してみて欲しい。
それがきっと、応用力を高めるための鍵となり、テストの成績を安定させるために必要な第一歩となるからさ。
やってみようよ。
