私が「ケアレスミス」という言葉を使わない理由
テストが返ってきたとき、こんな言葉を口にしたことはありませんか。
「ケアレスミスさえなければ、もっと点が取れたのに」
気持ちはわかります。
でも私は、この「ケアレスミス」という言葉をあまり使いたくないのです。
今日はその理由をお話しします。
ケアレスミスも、そうでないミスも、点数が引かれることに変わりはありません
試験でミスをすれば、その分だけ点数が減ります。
「ケアレス」という言葉をつけると、そのミスの罪が軽いもののように受け流されてしまいます。
でも、失った点数は軽くも重くもない。ただ、失われた点数です。
だから私は、ミスをミスとして等しく扱います。
ミスには、必ず原因があります
「単なる注意不足」で片づけてしまうのが、最も危険な処理の仕方です。
注意不足という言葉は、原因を曖昧にしたまま終わらせてしまうからです。
大切なのは、「間違えた」という事実だけに目を向けるのではなく、「なぜ間違えたのか」を掘り下げることです。
原因がわかれば、克服できます。
原因がわからないまま「次は気をつけよう」と思っても、同じミスは繰り返されます。
ただ、一つ気をつけてほしいことがあります
授業中のミスに対して、過剰な罪悪感を持たせないことです。
「またやってしまった」という自己嫌悪が強くなりすぎると、本来最も必要な「反省」から気持ちが遠ざかってしまいます。
ミスは責めるためにあるのではなく、克服するためにあります。
もう一つ、大切なことがあります
ミスを隠さないことです。
間違えた箇所は、成長のための大切な資料です。
消しゴムで消してしまうと、どこでどう間違えたかの痕跡が消えてしまいます。
提出用ノートでなければ、本当は、間違えたら二本線で消して、その横に書き直す。それだけでいい。
間違いの跡が残ることが、次につながるからです。
お子さんがテストを持ち帰ったとき、「ケアレスミスだったね」で終わらせないでほしいのです
「なぜ間違えたのか」を一緒に考える習慣が、じわじわと実力を底上げしていきます。
「ケアレスミス」「凡ミス」という言葉を使わなくなったとき、初めて自分と向き合えたと言えるでしょう。
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