学習法・三分設計

学校ワークの使い方で定期テストの点数は決まる

学校ワークの使い方で、定期テストの点数は決まる

学校ワークには、定期テストで必要な基礎がすべて入っています。

テストの問題は教科書とワークから作られます。
つまり、ワークが完璧に解ける状態になっていれば、テストで点数が取れる。
逆に、ワークが解けないままテストを受ければ、当然点数は取れません。

特別な教材は要りません。
学校のワーク1冊をきちんと使いこなせば、定期テストの点数は上がります。
問題は「使い方」です。

「ワーク3周」は、やり方次第で意味がなくなる

定期テストの勉強法として「ワークを3周やろう」という話をよく聞きます。

3周すること自体は悪くありません。
しかし、「ただ3周しただけ」では、思ったほどの効果は出ません。

1周目を何となく解いて、2周目も同じように流して、3周目は作業のように答えを埋める。

これは3回「解いた」だけで、「解けるようになった」わけではない。
回数をこなすことが目的になってしまうと、時間だけかかって定着しません。努力しているように見えるのに、成績が伸び悩む子の多くは、この循環にハマっています。

大事なのは回数ではなく、「×を○に変えたかどうか」です。
1周目で間違えた問題を、2周目で正解できるようにする。
2周目でまだ間違えた問題を、3周目で仕留める。
この「×を潰していく」意識がないまま3周しても、同じ間違いを3回繰り返すだけです。

ワークにはいつ取り組むか。答えは「毎日」

ワークに取り組むタイミングで悩む子がいます。「テスト前にまとめてやろう」「提出期限に間に合えばいい」。

答えは簡単です。毎日やってください。

学校の授業で習ったその日か、遅くとも翌日にはワークの該当範囲を解く。
これなら、授業の記憶が残っているうちに手を動かすことになるため、定着の速度がまったく違います。

テストの2週間前になって「まだワーク終わってない」と焦り始める子がいますが、その時点ですでに不利です。
2週間分の範囲を一気にやることになるので、1ページあたりにかけられる時間が減る。
雑に解いて、雑に丸つけして、解き直す時間もない。
結果、テストの点数も思ったほど取れない。

毎日少しずつ進めていれば、テスト2週間前の時点でワークは1周終わっています。
残りの2週間は、間違えた問題の解き直しと2周目に使える。この差は大きい。

1周目は、ワークに直接書く

ここが具体的なポイントです。

ワークは学校に提出するものです。だから、最初からワークに直接書いて解いてください。

「ワークは最後のチェックテストに取っておこう」と考えて、ノートに解く子がいます。
一見、計画的に見えますが、実はうまくいかないケースが多い。
ノートに解く分だけ手間が増えるし、テスト直前にワークに清書する時間が必要になる。
結局、駆け込みでワークを埋めることになり、雑な仕上がりのまま提出することになります。

しっかり取り組んだ証拠をワークに残すことは、提出物の評価にも直結します。
丁寧に解いたワークは、先生にも伝わります。
時間のあるうちに、最初から直接書いて丁寧に解いていきましょう。

これ、特に岩大附属中の子は気をつけてください。ノートにやる子が多いので。

2周目からは、答えを隠して解くだけ

1周目をワークに直接書いて、丸つけも済ませた。
では、2周目はどうすべきでしょうか?

簡単です。1周目に書いた答えを隠して、同じ問題をノートに解く。これだけです。

1周目で○だった問題は、隠した状態でもう一度解けるか確認する。
解ければ、その問題は定着しています。
1周目で×だった問題は、解き直しです。
何も見ずに、鉛筆で、ノートに解く。
正解できるまで繰り返す。この「×を○に変える」作業が、勉強の本体です。
正しい解き直しの方法は赤ペンで解き直す子はなぜ伸びないのかにも書きました。

3周目は、2周目でまだ×だった問題だけをやる。
ここまでくれば、残っている×はごく少数のはずです。
その少数を仕留めれば、ワークの範囲は完璧に仕上がっています。

もし、なかなか○にならないとしたら、解答の説明をきちんと読んでいない可能性があります。ワークの解答は、答えだけではなく、詳しい解説も載っています。そこをきちんと確認しましょう。

丸つけは、1ページごとに

もう一つ、大事なことがあります。丸つけのタイミングです。

数ページまとめて解いてから、最後にまとめて丸つけをする子がいます。
これでは効果が半減します。
まとめて丸つけをするころには、解き始めたページの問題をどう考えて解いたか、記憶がなくなっているからです。これ、あるあるなんです。

1ページ解いたら、すぐに丸つけ。
間違えた問題を確認して、なぜ間違えたかを記憶が新鮮なうちに振り返る。
このサイクルを守るだけで、定着のスピードが変わります。

ワークの使い方を変えるだけで、点数は動く

特別な教材は要りません。学校ワーク1冊の使い方を変えるだけで、定期テストの点数は動きます。

毎日少しずつ進める。
1周目はワークに直接書く。
丸つけは1ページごと。
2周目以降は答えを隠して解き直す。
×がなくなるまで繰り返す。

地味なやり方です。
でも、この地味さこそが一番確実に点数を上げる方法だと、10年以上の指導を通じて確信しています。
基礎を「考えなくても解ける」状態まで仕上げることの意味は、頭がいい子ほど、実は全部を考えていないにも書きました。

保護者の方へ

「ワークやったの?」と毎日聞くのは、お互いにしんどいですよね。

もしお子さんがワークの使い方で悩んでいたり、テスト前に焦って提出物を片付けている姿を見てモヤモヤしているなら、やり方を知らないだけかもしれません。

アンビシャスでは、毎日の勉強の中でワークの使い方を一緒に身につけていきます。
「勉強しなさい」と言い続けることに疲れたら、勉強のことは私たちに任せてください。

この考え方の全体像はアンビシャスの考え方に書いています。お子さんの今の学力で志望校にどのくらい届いているかは、志望校判定ツールで確認できます。

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