問題を解くとは、型に当てはめることだ
数学の問題を解くとき、「閃き」や「才能」が必要だと思っている子がいます。
違います。
問題を解くとは、解くための「型」に、問題文の情報を当てはめていく作業です。
閃きではなく、手順です。
センスではなく、基本知識の積み重ねです。
勉強が苦手な子は、型に当てはめられない
勉強が苦手な子に共通しているのは、この「型への当てはめ」ができないことです。
あるいは、途中まで型通りに進めて、どこかから自己流になってしまう。
自己流になっていることに、本人は気づいていません。
「解いている」つもりになっている。
でも、型から外れた瞬間に、答えは、ずれていきます。
これを自分一人で気づくのは、難しいのです。
「証明問題」で、何が起きているか
中3の多項式の単元に、こういう問題があります。
連続する2つの偶数の積に1をたした数は、2つの偶数の間にある奇数の平方になる。これを証明せよ。
この問題を解くために必要な基本知識は、実はシンプルです。
偶数の表し方(2n)
連続する2つの偶数の表し方(2n、2n+2)
積とは何か(掛け算)
奇数の表し方(2n+1)
平方とは何か(2乗)
これだけです。この知識を持っていて、証明の手順に沿って記述できれば、スラスラ解けます。
「神」じゃない。知識と手順を持っているだけだ
勉強が苦手な子は、隣の席の子がこの問題をスラスラ解く姿を見て、「神だ」と思います。自分とは別の生き物だと感じる。
でも、違います。
隣の子は、偶数・奇数・平方の表し方という基本知識を持っていて、証明の手順に沿って記述しているだけです。
才能でも閃きでもない。知識と手順を持っているか、持っていないか。
ただそれだけの差です。
逆に言えば、基本知識と型を身につければ、誰でも同じように解けるようになります。
「神」に見える子との差は、才能の差ではなく、積み上げてきたものの差です。
型を教えてもらえる環境が、差を埋める
基本知識が抜けていること、型から外れていることを、自分で気づくのは難しい。
だから、外から見てもらえる環境が必要です。
「そこは2nと置くんだよ」「証明はまずこの形から始める」
この一言が、止まっていた手を動かします。
型を知った瞬間、「神」に見えていた問題が、ただの手順の積み重ねに見えてくる。
その瞬間を、アンビシャスは大事にしています。
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