塾長コラム

真面目な子ほど、覚えなくていいことを覚えてしまう。

真面目な子ほど、覚えなくていいことを覚えてしまう

今、中学生は期末テストの真っ最中です。
教えていて、強く感じることがあります。
それは、
今の中学生は、与えられる情報が多すぎる
ということです。

教科書を開いてみます

中学3年生の英語教科書Sunshine。
PROGRAM 1「Japanese Bentos Are Interesting!」という単元です。

単語欄には、こんな単語が並んでいます。
「food waste」
「reduce」
「variety」
「chilled」
「starving」
「cherry blossom」。
さて、どれを優先して覚えるべきでしょうか。

「food waste」「reduce」「variety」あたりは、現代の英語教育で頻出する重要語彙です。高校入試にも出やすい、しっかり覚えるべき単語です。

一方、「starving」は定期テストには出るかもしれません。
でも高校入試での優先度は低いでしょう。
「とても空腹だ」は「I’m very hungry.」で十分伝わるからです。

問題は、その区別が教科書のページを見ただけではわからないことです。
重要な単語も、そうでない単語も、同じ単語欄に並んでいます。

だから何が起きるか

真面目な子ほど、全部覚えようとします。
優先度の低い単語に時間と労力を使ってしまう。
その分、本当に覚えなくてはいけない単語が抜けたままテストに向かうことになります。

不真面目な子ではなく、真面目な子がこうなりやすい。
そこが、この問題の厄介なところです。

情報を取捨選択する力は、中学生にはまだありません

だから、誰かが「これは優先度が高い、これは後でいい」と示してあげる必要があります。何を覚えるべきかを教えることが、勉強を教えることと同じくらい大切だと、私は思っています。

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